第56話 2023年11月 相生、何か巻き込まれそうな予感……? ~カクヨムユーザのサポーター数を割とまじめに確認してみる~(5)



 さて、『愛され作家No.1決定戦 第3弾』のギフト数集計期間が終わりました。


 まずは、いつもサポートして下さっているみなさま、本当にありがとうございます。相生はとても助かっております。なんとか、休日にリアリアの更新を続ける程度でしかありませんが、これからも少しずつ頑張ります。


 そもそも、ギフトを頂くタイミングは、ギフトを贈って下さっているサポーターのみなさまが、サポート期間が途切れるタイミングなので、『愛され作家No.1決定戦 第3弾』のタイミングとは関係なく、いつもサポートして下さっている、というのが基本だと思います。


 もちろん、中には『愛され作家No.1決定戦 第3弾』を意識してギフトを贈って下さった方もいらっしゃると思います。


 どちらにせよ、本当にありがたいことだと思っています。感謝しかありません。




 まあ、期間終了(11/2の12時から11/26の23時59分まで)ということで、実際のところ、どうなんだろうと思った訳です。


 相生の累計サポーターは491人で、現在のサポーターは366人、過去のサポーターは125人となっています。ただし、現在のサポーターは10/26の09:02から11/26の22:39までの人数なので、その全員が『愛され作家No.1決定戦 第3弾』のタイミングと一致している訳ではありません。


 これは他の作者の方も同じだろうと思います。たまたまこの期間に、サポートして下さっている方のサポート期間が途切れるかどうか、という点なのだと思うのです。


 では、期間中(11/2の12時から11/26の23時59分まで)の実態はどうだったのか、というと。




 302人のサポーターのみなさんが、なんと、311個のギフトを贈って下さいました。つまり、複数個のギフトを贈って下さった方もいらっしゃる、ということになります。




 まだ、最終順位は発表されていない(少なくとも相生は見ていません)ので、どうなるかは分かりませんが、2回目の中間発表では2位だったので、おそらくトップ10には残るのではないかな、と考えています。


 サポート、ありがとうございます。可能な限り、期待に応えられるよう、頑張ります。




 トップ10に残るだろうと考えた根拠は、「現在のサポーター」の数の比較、ですね。




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『愛され作家No.1決定戦 第3弾』中間発表(第2回)


※数値は、累計サポ、現在サポ、過去サポ

※()内は、(中間発表訂正前→中間発表訂正後→中間発表第2回)


1位:1515、841、674(2位→1位→1位)

2位:491、366、125(ランク外→3位→2位) ←ココが相生

3位:663、233、430(1位→2位→3位)

4位:332、155、177(4位→8位→4位)

5位:446、268、178(5位→5位→5位)

6位:655、285、370(3位→7位→6位)

7位:1、1、0(ランク外→4位→7位)

8位:486、220、266(19位→6位→8位)

9位:243、163、80(18位→12位→9位)

10位:295、141、154(6位→同率9位→10位)


※この数値は2023/11/26のものです。

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 2回目の中間発表のトップ10のうち、相生よりも「現在のサポーター」の数が多いのは1位の方のみ、です。圧倒的ですよね。これを見ただけで、相生が1位になることはないな、と分かります。


 それで、1回目の中間発表に訂正が入ったことで、少ない人数のサポーターが大量のギフトを贈る、ということは、あるけれども多くはない、という結論を相生は得ました。


 お一人で大量のギフトを贈る方がいる、と考えたのは集計期間を間違えていたという中間発表を読み取った結果であり、修正後のランキングでは、ほとんどお一人からひとつずつギフトを頂いている相生が3位だったのです(2回目は2位)。基本的に、お一人でひとつ、というパターンが多いのは事実だと思います。


 ただし、お一人で100個くらいのギフトを贈っているんじゃないかな、と考えられる方も、いるにはいるので、なんとも言えません。上の7位の方なんか、間違いなくそうですよね。


 まあ、基本的にはお一人でひとつ、ギフトを贈っているとすれば、「現在のサポーター」の数とこのキャンペーンでのギフトの数はよく似た数値になるはずです。


 そうだとすると、トップ10の中で相生の「現在のサポーター」の数は第2位です。これが2回目の中間発表の順位と一致している。たぶん、そういうことなのだと思います。


 しかも、「現在のサポーター」の数がトップ10の中で3番目に多いのは285人なので、相生の366人と比べると81人の差があります。これがギフトと似たようなものだと考えると、その差は埋まらない気がします。


 ま、そういう点から、相生はトップ10に残るんじゃないかな、と考えた訳です。




 ……ところが、その「現在のサポーター」の数がトップ10の中で3番目に多い方って、3位じゃなくて6位なんですよね。相生の理論が破綻してるかもしれない。




 まあ、この部分は、3位・4位・5位の方のサポーターに、複数のギフトを贈ってらっしゃる方が多かった、ということではないでしょうか。


 そうすると、相生も、最終発表ではさらに順位を落とす可能性だってある訳です。それでトップ10から消えてもあまり問題はありませんが……。


 既に名前が出てしまったので、今さら消えてしまうよりは、せめてトップ10に残っているといいなぁ、という願望も込められてしまったのかもしれませんね。




 ただし、「基本的に現在のサポーターの数で決まる」というイベントなのだとすると、「そんなのやる意味、あるの?」という疑問も出てきそうですね。実際、イベントに関係なく「継続」の設定でサポートして下さっている方もいますし。


 そこで、タイトルに「サポーター数を割とまじめに確認」と書いたので、このイベントに意味があるのかどうか、まじめに考えてみようかな、と。


 これまでのデータがあるので、中間発表第1回(訂正後)と中間発表第2回での現在のサポーターと過去のサポーターの数の変化を見極めてみようと、下の資料を作りました。




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『愛され作家No.1決定戦 第3弾』中間発表第1回(訂正後)と第2回での変化


※数値は、現在サポ、過去サポの順

※中間発表(訂正後)→中間発表第2回の変化

※()内はサポーターの増減


1位:809、696→841、674(現サポ+32、過去サポ-22、新規10)

2位:345、139→366、125(現サポ+21、過去サポ-14、新規7)

3位:220、435→233、430(現サポ+13、過去サポ-5、新規8)

4位:159、169→155、177(現サポ-4、過去サポ+8、新規4)

5位:264、175→268、178(現サポ+4、過去サポ+3、新規7)

6位:278、370→285、370(現サポ+7、過去サポ±0、新規7)

7位:1、0→1、0(現サポ±0、過去サポ±0、新規0)

8位:209、265→220、266(現サポ+11、過去サポ+1、新規12)

9位:不明、不明→163、80(12位→9位のためデータなし、不明)

10位:140、152→141、154(現サポ+1、過去サポ+2、新規3)

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 残念ながらトップ10内の変動しか、数値は確認できませんでした。だから、9位の方については「不明」となります。


 ですが、それ以外では4位の方と7位の方以外は全員、現在のサポーターの数が増えています。それに4位の方も累計サポーターの数が増えているので、新規サポーターを獲得しています。




 これはこのイベント(キャンペーン)の狙い通り、なのではないでしょうか。


 新規でサポーターになる場合、少なくとも一番安いプランで480円、カクヨムに入金しているはずです(もちろん、他の方のサポーターから移動した、という可能性もありますが)。


 この数値は中間発表第1回と第2回の間での数値なので、それ以外の期間も合わせると、もっと増えている可能性もあります。確認はできませんが、その可能性はあるでしょう。


 また、トップ10以外でも新たなサポーターを獲得した方だっている可能性はあります。


 何より、7位の方の、たった一人で推しの作者をトップ10入りさせるだけのギフトを贈っているという事実が、このイベント(キャンペーン?)の効果なんじゃないでしょうかね?




 このキャンペーンのカクヨム側の狙いが、サポパス利用者の増加だというのであれば、一定の成果は出ていると思います。そういう点では、意味はある、と思います。


 ただ、カクヨムの狙いとしてのサポパスの本質は「読者による作者のサポート」ですから、そういうところから見ると、このイベントでギフト贈呈を煽るような形は、カクヨムの狙うところではないのかもしれません。


 私などは、本当に、このイベントに関係なく、「読者による作者のサポート」を受けているのです。


 もし、カクヨムの狙いが「限定近況ノートの利用促進」だとすると……どうなんだろう? キャンペーンの内容からすると、そうだと考えられるし……そうすると純粋な「読者による作者のサポート」というよりも……作者からの「利益提供」による「読者と作者のギブ&テイク」という形になるような気が、しないでもない。


 私の場合、本質的には「読者による作者のサポート」で今のようになっているのだけれど、形式的には間違いなく「読者と作者のギブ&テイク」になってる。限定近況ノートのリアリアの先行公開だもの(本当は、私が安心してモチベを保てる執筆環境を求めただけなのに)。


 そもそも、カクヨムが企図した「読者による作者のサポート」という部分も、実際のところは「読者による作品のサポート」なのではないか、と思う。


 その作品が好きだから……私の場合はリアリアが好きだから、相生をサポートする、リアリアの続きが読みたいから、相生をサポートする、という感じだろうか。


 リアリアだって、いつかはエタってしまうのかもしれないし、そうでなくとも、いずれ完結してしまう訳であって、永遠には続かない。


 もちろん、多くの方のサポートによって、私がリアリアを書き続けているのは間違いないし、そこは間違いなくモチベを保てる大きな要因のひとつではある。

 最初は読者ゼロでもいい、と思って始めた限定近況ノートではあるが、それでも300人以上のサポーターのみなさんが応援して下さって、約束していた更新はやり遂げたし、今はその続きも書いている。




 ……たぶん、相生が気になっているのは「無料であるネット小説の有料化」なんだろう。




 もちろん、リアリア4は、待っていれば普通にカクヨムで読める状態だし、サポーターの方以外の読者もたぶん、たくさんいると思う(1日あたり1万PV以上だから)。


 そういう意味ではリアリア4の連載は無料だ。ただし、先行となる限定近況ノートは、サポーターしか読めないので実質、有料だ。どういう意図で限定近況ノートを利用しているのか、は関係ない。


 今回、このキャンペーンについて考えていく中で、トップ10に入っている他の方の限定近況ノートも確認してみたけれど、やはり相生と同じように、そこで連載の先行だったり、新作の公開だったりをやっている。


 カクヨムがキャンペーンのページで紹介している『サイドストーリーや番外編』の公開ではないのだ。




 悩ましい現実。でも、安心できる執筆環境は手放したくない。


 なろうほどではないにしても、カクヨムにだって、ちょっとどうかな、と感じるコメントは書き込まれることがある。


 相生的にブロックが正しく機能する限定近況ノートの安心感は手放せない。




 書くことが作者の役割で、代わりになる人がいないのだから……そう思いこんで、書き続けるしかないのかもしれませんね……。




 本当に悩ましいイベント(キャンペーン)でした。




 まあ、そういうの全部、忘れて。


 ひとつだけはっきりしているのは、サポーターのみなさま、いつも、本当にありがとうございます。とても感謝しています、と。


 そういうことですね。





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