私的な創作への騙り ～相生の毒白～

第33話 2023年8月 相生、サポーターが多くてビビってる件＋自称ネット小説家の可能性 ～ガチで！ サポーターめっさ多いから！？ どうしてこうなった！？～（5）

　マジで、どこかのド素人ネット小説家さんが、カクヨムで実験してみてくれませんかね？

（そんな人はいない。）

　……そもそも、なろう1万ポイントとか、なろうジャンル別日間1位とか、どうやって達成するんだ？　そんな簡単にできるのか？

　ああ、そこですか。まあ、相生にとっては簡単ではなかったですね。

　それで、あの～、今までこのエッセイって、相生がやってきたことを書いてるんですよね。なろうで１万ポイント、もらえるようになるまでにやってきたことを書いてるエッセイなんですよ。

　そうやって相生はそこに到達した訳です。このエッセイに書いてることをやってきての、なろう1万ポイントで、なろうジャンル別日間1位で、公募一次通過です。

　つまり、「どうやって」と問われたら、「このエッセイに書いてあるように」と答えます。

　……問題は、「ファンになって下さる方がいるくらい面白い小説の書き方」ですよ？　それが知りたいんです？　どうやったら面白くなるんですか？

　うーん。それは、相生にもよく分かりません。

　考えてみると、小説というものは、作者がどのように「社会」を切り取って見せているか、というものだと思います。

　書いてる作者が面白いとか、魅力的だとか、そう考えたり、思ったりしていても、それを読んだ読者が同じように、面白いとか、魅力があるとか、感じるとは限らないんですよね。作者と読者は、まったく別の、異なる人格を持つ人間だから。

　とりあえず、ちょっとだけ前に書きましたけれど、どうして相生のサポーターが多いのか、それが気になると知人に言われ、話し合って、アンケートを取ってみました。

　サポーターになる理由は、サポーターになった方に聞くのが一番だろうと、そういうことです。サポーター＝ファンとは限りませんけれど、かなり近い存在だと思います。そのためにサポパス登録してギフトを贈って下さると考えたらサポーターさんはファンの上位互換かもしれませんね。

　このアンケートを分析することで、作品の魅力とか、面白さとかに迫れるかもしれないので、そこを考えていきたいと思います。

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相生蒼尉のサポーターになった理由は？　（複数回答オーケー）

０　とにかく相生蒼尉を応援したかったから。

１　なろうでリアリアを読んでいて、その続きを読むため。

２　カクヨムでリアリアを読んでいて、限定にある先行部分や限定SS等を読むため。

３　リアリア、が気に入ったから。

４　アインの伝説、が気に入ったから。

５　フォレスター子爵夫人の成り上がり、が気に入ったから。

６　かわいい女神と異世界転生、が気に入ったから。

７　その他の相生作品が気に入ったから。

８　サポーターになることで活動を続けてほしいと願って。

９　サポーターの人数が多いから、サポーターになるといいことがあるかもと思った。

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　相生のサポーターの人数は異常に多い。これは相生と知人たちとの共通認識でした。これまでに説明したので、みなさんも異常に多いと考えて下さっていると思っています。

　書籍化していないそのへんのネット小説家（自称ww）である相生に、このサポーターの人数は有り得ないと考えていたのです。カクヨム常識的にも有り得ないと思うんですよね。カクヨム常識とか、よう知らんけど。

　だから、アンケートの「９」の可能性が高い、と。相生たちは考えました。

　いっぱいサポーターになってる人がいるから、サポーターになるハードルが下がっているのではないか？　という考えでした。ほら、人間って、流されやすいですし。

　で、アンケート結果が、こちら。

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アンケート結果について

回答者数（アンケートに答えてくれた人数）１０３人

総回答数（複数回答による全ての回答の数）３０３件

回答者率（％）は回答者のうち、その回答をした人の割合（％）であり、計算式は『各項目の回答数÷１０３×１００』で、「およそ何％の人がこの回答をしていた」ということが分かる。

支配率（％）は『各項目の回答数÷３０３×１００』で、「全体としてどの回答が大きな影響を与えていたのか」が分かる。支配的な回答が分かると言い換えてもいい。

０　とにかく相生蒼尉を応援したかったから。

回答数４０、回答者率３８．８％、支配率１３．２％

１　なろうでリアリアを読んでいて、その続きを読むため。

回答数８０、回答者率７７．７％、支配率２６．４％

２　カクヨムでリアリアを読んでいて、限定にある先行部分や限定SS等を読むため。

回答数２９、回答者率２８．２％、支配率９．６％

３　リアリア、が気に入ったから。

回答数７４、回答者率７１．８％、支配率２４．４％

４　アインの伝説、が気に入ったから。

回答数１６、回答者率１５．５％、支配率５．３％

５　フォレスター子爵夫人の成り上がり、が気に入ったから。

回答数３、回答者率２．９％、支配率１．０％

７　その他の相生作品が気に入ったから。

回答数６、回答者率５．８％、支配率２．０％

８　サポーターになることで活動を続けてほしいと願って。

回答数５５、回答者率５３．４％、支配率１８．２％

６　かわいい女神と異世界転生、が気に入ったから。

９　サポーターの人数が多いから、サポーターになるといいことがあるかもと思った。

このふたつは０回答なので、いちいち数値を表記しない。

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　相生と知人たちは呆然としました。予想していた「９」はゼロ回答でしたから。相生たちの考えは完全に否定されてしまったのです。

　また、相生は仕方がないと思いながらもしくしくと悲しんでいました。「かわいい女神、デビュー作なのに……」って、勝手に泣いてたらいいと相生も思います。デビュー作なんだから未熟な作品で当然ですよ。

相生Ｃ「……そういや、ふたりはカクヨムでサポパス使ったことある？」

知人Ａ＋Ｂ「「いや、ないけど？」」

　相生たちにサポーターのみなさんの気持ちが分かる訳がなかったのです……使ったことないし。

　むしろ、「９」がゼロ回答であることから、『サポーターになる人たちは、他者に左右されずに自分の意思でサポーターになっている』と考えられる訳ですよね。

　よく考えたら、ネット小説は自分がパソコンやスマホ、タブレットといった端末と自分ひとりで向き合って読むものでした。誰かに流されるとか、ないわな、そりゃ。

　回答者率で考えれば、『なろうでリアリアを読んでいた』という方がサポーターの中でとても多いのだろうと考えられます。このエッセイの１話と２話に書いていますが、相生がカクヨム転生をした経緯から考えればこれは当然の結果でもありますね。

　まあ、単純に各項目の回答だけで考えるのではなく、合算して出せる答えもあるはずですね。そこも見ていきましょうか。