第8話

俺はのんびり、学校の風の当たる中庭で昼食を食べようとしたが、


 「ちょっと、今からそこで食べようと思っていたんだけど」


クラスの女王様に怒られてしまった。


 俺から見たら女の子全員が女王に見えるけど、


 「わかった、他のところ行くよ」


逆らえる力が俺には無かった。


 「ちょっとまって、」


「なんでしょうか?」


「ここ座って!」


「はい!」


「これ、アンタが作ったの?」

弁当を指してる。

 

 これって一緒に食べられる空気では?


 「そうですけど」

今日は自分で作って来た。


「ふーん、、、美味しそうだから、それちょっと頂戴」


え、まじっすか、神イベント来た。


 「はい、どうぞ」


「頂くね」

 女王さんは、すごい勢い食べ、全て食べられてしまった。


 そんなぁ一緒に分け合うイベントじゃなかったの?


「はい、ごちそうさま、そこそこだったわ」


「ありがとうございます。」


「じぁあ、とっとどっか行って」


「はいぃー」


俺のご飯が、、、

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