第4話

俺は何でこう、嫌われているのかな?


 「ただいま。」


「おかえり!」


「おかえりなさい」


お父さんとお母さんが返事をしてくれる。


 「ただいまー」



そして、部屋に入ると


 「ただいま、お姉ちゃん」


「プリン買ってきて」


お姉ちゃんがソファに座っている。


 「プリン買ってきて、服着替える前に、」


俺は帰るとすぐに風呂かシャワーを浴び、パジャマに着替える。


 「行ってくるよ」


そして、俺はプリンを買ってくる。



 「はい、お姉ちゃん」


「フン」


「あの、、」


「なに?」


お姉ちゃんの睨みが炸裂する。


 「何でもないです。」


 弟は姉に逆らえないのだ。


 プリン代、、、



家族で美味しくご飯を食べる。そして、俺は既にパジャマなので、ベットで明日までゴロゴロし続ける。



 「ちよっと、、」


あ、、、なんだろう。


 「はい、、、」


「肩揉みして」


「わかったよ」



それから、結局、数々のパシリのようにコキ使われて、


 やっとベットに戻れた。


 「はぁー疲れた。」


 

 「ちょっと、、」

お姉ちゃんは俺を呼ぶ時、いつもちょっとと呼ぶ。


 「はい、これあげる。」

 お姉ちゃんは俺に向けてプリンを渡してきた。


 「ありがとう」

 

 そして、すぐに自分の部屋に戻った。


 俺はプリンを食べる。


 美味しい。美味しいけど、これ自分で買って、自分で払ったプリンなんだけどな。


 

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