第2話
俺はどうも、女子達から嫌われている。なのに
「ノート見せないさいよ」
俺に頼ってくるんだよな。
今俺にノートを借りに来ている、町さんは、俺のことをゴミのように陰口を叩いたことを聞いている。
俺じゃなくて、他の人にノートを借りればいいのに、ゴミに借りてプライドは大丈夫なのだろうか、、
「はい、」
適当に返すような動きで俺にノートを返す。返すんだよな。
しかも特に、ノートに何かされた形跡はない。
ちゃんと中に予め付箋を貼っといた、町さんのテスト対策用付箋もしっかりと取ってあるし、
俺を嫌っているのか、嫌っていないかさっぱり分からん。
今日の帰り、、
放課後、町さんが俺の悪口を言っているのが聞こえた。
「ほんとに、アイツキモい.」
「ー君ってほんとにきもいよね」
ー君は俺のことだ。
正直よく悪口を聞こえる。
俺が聞こえても大丈夫なくらい声で喋る。
俺はモテたい、だから悪口を言ってる女子にだってモテたいんだ。
性格なんて関係ない。とりあえず誰かと付き合いたい。
だからみんなが俺の悪口を言われてるときしっかり盗み聞きをして、何が悪いかを直そうと思っている。
ただ
「ほんとアイツ、ダサいし、カッコ悪いし」
アバウトすぎるんだよな、いつも、正直格好もかなり気を付けてるからこれ以上は限界だし。
「消えて欲しい」
そんなこと言われても
そう、俺は自分の悪いことが分からない、クラスの男子に聞いても、悪口を言う女子が悪くて、お前は良いところしかないと言ってくれる。
俺のモテまでの道は遠い
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