異世界で人外(人狼)に転生したけど大商人になりました
ちーずけーき
第1話 大商人の人狼さん
「ルイってば冗談か過ぎるよ~あはは」
「そんなわけないんだがな」
そう、そんなことないんだ
オレが人狼に転生してしまうなんて...!
変装魔法で見た目は一般人だが本来の姿は赤い人目に黒い髪、オオカミの耳と尻尾が生え口には犬歯が。
でもバレたら首チョンパ
こうしてオレは正体がばれないようにいつもブルブル変装して隠れている
だが腐っても人狼だから人の血液を飲まねばならない
たま~に一か月に一回ぐらい人間を殺して食べている
だって生きるためだから仕方ないじゃん
そして俺の前にいるのは兄のアル
実は勇者だ
俺等は大商人の息子として生まれた
兄のアルが勇者になったから俺は仕方なく商人を継いだ
一言でくそめんどい
「そうだ、ルイは最近増えている殺人事件の犯人知ってる?」
知るわけねぇだろ
って待て待て待て
「殺人事件」だと?
それ犯人俺だよ
少し前に人殺したのがヤバかったか
俺も魔法とか剣も使えるけど兄には多分敵わない
「知らない」
「そっか〜そうだもんね〜そうだ!ルイ、王様がルイのこと呼んでたよ。ほら最近召喚した異世界から来た子たちいたでしょ?それでウチの売っているアーティファクトを売って欲しいんだとさ〜」
また商談か
俺は正直言うとアーティファクトはこの家の家宝だ
ホイホイ渡せんだろそんなん
まぁ今度交渉に行くとするか
「分かった。時刻は何時?」
「いますぐ来てくれだとさ」
この国のは基本人使いが荒い
ため息が出るわ
転送魔法を展開してっと
いざ交渉に行きますか!
◆◆◆◆
王城につくとザ・日本人×34名と王がいた
王座にドカッと座って偉そうにするハゲデブ親父(国王)
そして日本人×34名はその周りにかっこいい装備を着ている
厨二病みたい
跪き臣下の礼をすると国王が口を開いた
「ルイ・エバンス。よく来てくれた。そなたに勇者たちのアーティファクトを譲って欲しいのだが...よいか?」
ハゲデブ親父は実にアホだった
普通それでいいですって言うやつ何処に居るんか!
「えぇいいですよ。けど貴方の首を代償として出すなら」
これで答えられないだろう!
ふはははは、我が至高の戦略はどうだ!
◆◆◆◆
私は李勇 梁
ただのJKだけどある日異世界に召喚された
私達クラスメイトは魔王を倒すために召喚されたらしい
私が授かったスキルは【鑑定】と【解呪】だった
デブハゲなおーさまが私達のアーティファクトを買うために商人を連れてきた
黒い髪に灰色の瞳
なんか顔はすっごいイケメンで流石異世界だと初めて思った
ためしに【鑑定】で見てみたら鑑定結果がヤバかった
『
個体名 ルイ・エバンス
種族 人狼
位 幻獣
スキル ????
』
そう、見てはいけないもモノ
人狼はこの世界では大四幻獣の
怒らせてはいけないとヒシヒシと感じる
彼は微笑みを貼り付けておーさまの交渉に応じてた
「えぇいいですよ。けど貴方の首を代償として出すなら」
腐ってもモンスターだとはよく分かった
異世界で人外(人狼)に転生したけど大商人になりました ちーずけーき @04110411
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