この話はハム太郎がお送りします
これを読んでるみんなは大丈夫だと思うお話なのだけど、お願いしたいお話があるのだ。
友達と話してると楽しいのはわかるのだ。
ついついノリでいろんなことを言っちゃうのはわかるのだ。
だけど、ネットでお話しているコメントはいろんな人が見ているのだ。
それを注意してもらいたいのだ。
例えば、学生が自殺した事件が報道されたのだ。すると、その学生の本当の自殺の原因は置いといて「いじめがあったに違いない、学校の先生の対応がクソに違いない」というコメントが絶対出てくるのだ。そうすると高確率で「学校の先生なんてみんなクソだからな」「教師なんてろくな奴がいない」「社会を知らないバカに教わることなんかなかった」という話に発展していくのだ。「ほんとほんと、学校なんか意味ないよねー!」とコメントで盛り上がるかもしれないのだ。
そのコメントを、関係ないところで頑張ってる別の教師が見たらどう思うか考えるのだ。
何にもしてないのに自分の属性をクソって叩かれたら嫌な気分になるのだ。
つまり、勝手に怒って関係ない人を傷つけることになるのだ。
これは例えば教師の部分を障害者とか外国人にしたらどう見えるか考えてみるのだ。
人の心はどうしようもないので、何かをキモイと思うのは仕方ないのだ。でも「キモイですよね」「うんキモイキモイ」とその属性の人が見るかもしれないところに書き込むのは迂闊なのだ。専門用語で言えばヘイトなのだ。
「政治家だから」
「公務員だから」
「肉体労働者だから」
「風俗嬢だから」
「男だから」
「女だから」
「老人だから」
「子供だから」
「障害者だから」
「どこどこの出身だから」
特に小説を書こうなんて言う人は言葉に敏感であるべきなのだ。この辺の配慮は大事なのだ。
「九州の人ってキモいよね」
「九州男児とか有り得ない」
「北九州とか治安悪いし」
「北九州に住む人の気が知れない」
「タワマンの人ってキモいよね」
「お金持ちなの鼻にかけてるよね」
「お受験とかキモイし」
「タワマンなんて人間の住む場所じゃないよ」
普段から「誹謗中傷はやめてください!」という人でもこういうことは無頓智な人がいる印象なのだ。
キモイと思うのは仕方ないのだ。
でも、ネットで誰もが見えるところでヘイトを撒き散らすのはやめるのだ。
そしてお友達だからと言って、ヘイトに乗っかってはダメなのだ。
「あいつ小説なんか書いてるよ」
「小説書く人の気持ちってどんなかな?」
「後学のために是非知りたいですね」
「ねえねえ、小説を書くってどんな気持ち?」
そんなこと言われたら嫌な気分になるのだ!
嫌味なのだ!
もちろん小説内でもそんなことしちゃいけないのだ!
「こいつは政治家だから悪人キャラ」
「金持ちで嫌味キャラだからタワマンに住ませよう」
「ギャルだからヤリマンビッチでいじめ大好き」
「オタクだから性犯罪者予備軍」
テンプレでわかりやすい悪人は考えるのが楽なのだ。でも偏った知識で人を傷つける可能性は忘れちゃダメなのだ。
これを読んでるみんななら勿論わかってる話だと思うのだ。
それでは気をつけるのだ。
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