瞬く間 純で甘くて 石化する 最後に舞い散る 奮闘泣くな

瞬く間

純で甘くて

石化する

最後に舞い散る

奮闘泣くな



 今日は素材の話、粉糖(粉砂糖)です。

 私はお菓子を作るときの粉糖にはこだわっていて、断然『純粉糖』を使います。そう、お砂糖100%です。

 あっという間にだまになって、さらには石みたいになってしまうので、使い勝手は良くないです。今や時代の流れか、手作業ひと手間が敬遠されるため、製菓材料屋でも入手困難です。


 じゃあ粉糖って、一般的に売られてるのは一体何? と思いますよね?

 湿気づらい、固まりにくい加工がされてます。


『コーンスターチ入り粉糖』

 もっとも代表的な粉糖で、スーパーで売られているものはこれ。

 純粉糖に約3%のコーンスターチを加えて作られています。


『オリゴ糖入り粉糖』

『デキストリン入り粉糖』

 クッキーのアイシングデコレーションなどは、これらがより使いやすくて良いそうです。


 そして下記はお菓子を作るためではなくて、飾り、お化粧用の粉糖です。


『デコレーション用粉糖』

 フランス語でプードル・デコールpoudre décor、飾りの粉、という意味。そういう商品名の物も存在します。


 粉糖の粒子に油脂をコーティングし吸湿を防ぐよう加工されています。ガトーショコラやケーキやタルトやシュークリームなどに、仕上げの魅力的な演出としてふりかけ、冷蔵庫や冷凍庫で保存しても湿気ることがありません。

『泣かない粉糖』って呼ばれています。



 短歌は卒業式に寄せて。


 恋の歌。

 卒業前、卒業時、告白のどきどきする物語があったりなんかして。


 実はですね。短歌を作ったときは、受験の不合格をイメージして書きました。


 純粋で。甘ちゃんで。誰かの些細な言葉や、そりゃ大人だってキツいよなな出来事で、どうしたらいいのかも分からずに、すぐに石化してしまう。少年少女たち。


 でも君らの今の奮闘は、無駄ではないんだ。

 卒業という区切り。

 晴れてもハレなくても。

 精一杯格好つけて。

 門出を飾るべくプードルデコール!




 粉糖とグラニュー糖のデコレーションが美味しそうな菓子パン(買ったもの)の写真を近況ノートに載せてみました。

https://kakuyomu.jp/users/ayaaki/news/16818622171722075159


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る