元魔王 勇者となる
王都へ向けて歩き出したのいいものの、さすがに地図なしで目指すのは難しい。
「マップオープン!」
目の前に地図が広がった。そこにはいろいろな場所が記されている。今はどうやら
「迷いの森」という場所にいるようだ。確かに迷う。だってこの森広すぎるんだもん!だがこのまま真っ直ぐ行けば王都につくようだ。
あれ、あそこにいるのは・・・え?ミミック!あの宝箱に化ける!今見てるミミック宝箱じゃなくて木に化けてね?
「よーし戦って、経験値たくさん稼ぐぞ!」
「おりゃーーー!」
ザシュ
木の剣で切ってみる。
「きゅきゅきゅ」
避けられた!結構切切り心地はあったのに!
「今度こそ!」
「おりゃーー」
ザシュザシュ
二回切りかかった。
「きゅぅぅ」
「今度こそ倒せた!よしーステータスオープン!」
ステータス
レベル 20
武器 木の剣
防具 布の服 布のズボン
魔法 闇の波 影食い 闇槍
能力 ????
称号 転生者・・・経験値が通常の10倍になる。
勇者・・・剣での攻撃力が10%上昇する。
攻撃力 24
防御力 34
魔力 86
「・・・は?能力????って何?どんな能力なのか見れないし!そんなこと気にしてるとどうしてもそのことに集中しちゃうし、とりあえず、ステータスクローズ。」
ミミック1体で16のレベルが上がった。
「このまま王都に向かうぞーー」
また再び王都へ歩みは進めた。
「王都どんなとこなんだろー?」
王都は王がいるところですごく栄えているとしか知らなかった。
「ギルド本部や商売繁盛しているのは分かるんだけどなー」
なかなか王都の様子は想像できない。でも、その分王都へ入るのはワクワクしてきた。
「それにしても王都って治安はいいのに、国民の活気がないってよく聞くけど、大丈夫なのかな?」
”理由は国王による独立政治によるものです。”
「え、誰?」
”誰も何もありません。私はあなたの能力の一つである
「まさか、あの????のあれ?」
”はい。”
「てか、どんな能力なの?」
”主に能力紹介、万能検索、
「強くない?チートじゃない?」
”すみませんよくわかりません”
「わからなくはないでしょ。
”
「あーあーなっ・・・ってなるか! そんなの名前詐欺じゃん! どこが全知全能だ!」
こうして、新たな能力が目覚めながらも王都へと歩みを進めるのだった。
作者のツッコミ集
わからないなら全知全能じゃなくね?
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