『甘やかせる権利』

七海凪

第1話

休日の朝はなかなか起きられない。

目を覚ますと彼の腕の中にいた。


Tシャツの肌触りと彼の体温が心地良くて

再び目を閉じると、


「もう少し寝てなよ」と彼が囁く。


「起きてたの?」と顔を上げる私を制するように、

彼の手が優しく頭をぽんぽんと叩くと、

とろけそうに甘く深い眠りに誘われていった。

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『甘やかせる権利』 七海凪 @nagi773

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