第7話
甘寧視点
目が覚めると、優はまだ寝ていた。
早起きしてしまった。
昨日は優がバイトに行って一人だった時間は悲しみが込みあげて凄く辛かったけど、今は隣に優がいる。
そして、優を見ると、優にしてしまったこと優からくれた優しさを沢山思い出す。
自分でもうすでに気づいている。優に依存していることに、優が好きなことに。
恨みもあるはずなのに、体を張ってあんなに優しいことを言ってくれて、好きにならない訳がない。
それに支えるってお母さんと約束した。支えるってそう言う意味も含めても良いはず。
ーーーーーー
優視点
「おはよう、甘寧さん」
「おはよう、お兄ちゃん」
なんか変な感じがするが気のせいだろう。
「じゃあ、俺ご飯作って来るね」
「ありがとうね。本当は私もそれも出来たら良いんだけど」
「部屋を不用意に出れないから仕方ないよ。俺も作るのは好きだし」
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今日はお母さんのところにいって来た。
俺はお母さんにあの時会えなかったことを沢山言って来た。
甘寧さんはずっと目を閉じて、お母さんに何か語りかけている。
お母さんの元から離れると、お母さんが生きていない現実が俺に辛くのしかかって来た。
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