第6話

優視点


祖父と祖母と話が終わって部屋に戻ると布団にくるまってる。


 「あれ、甘寧さんどうしたの?」


 「・・・私も働く」


「えっ?バイトするって事?」


「そう」


「でも、甘寧さんその、ほら・・・」


父親が問題起こした経歴が


 「経歴あってもたくさん探す。」


「でもそれでやばいところ入った意味ないよ」

  何より、今の甘寧さんを仕事に出すのは少し心配だ。


 「いい、お兄ちゃんのために、約束もしたから」


「どんな約束??」


 「それはいいの!!」


「えっ??」


「とりあえず私も働くわ」


「いや、待ってよ。」


素直に言うしかない 


 「正直事件があったばかりだから、甘寧さんの精神的に心配なの」


「それはお兄ちゃんも同じだよね」


確かに、


 「でも俺は元から働いてる所だったから慣れてるし、良い仕事先だし」


「なら、私も同じ所でバイトする」


「えっ??」


「私も同じ所でする」


まぁ確かにそれなら安心かも


 「分かった、今日聞いてみる。」


「ありがとう」



ーーーーーーーーー


 と言う事で、店長に頼んだらokして貰えたが店長の口裏合わせて、

今はまだ人が多くて、今度辞める予定人が辞めたら一緒にやると言う事にした。



ーーーーーーーー

 バイトも終わり2日目の夜

 昨日とは違い二人は離れて寝ていた。


 「・・・」


「・・・」


お風呂に入って来た、甘寧さんの匂いがする。


 「・・・ねぇ、優」


急に呼ばれたのと、少しだけ気分が落ち着いたから思わず優と呼ばれることに前の恐怖を思い出してドキッとする。

「何?」


 「明日から学校だよね」


「そうだね」


「私もう優のこと虐めないから」


「ありがとう」


「・・・感謝されることじゃないよ」


「そうかも」


「ねぇ、優、もしあの時の仕返ししたいならしていいよ」


「仕返し」


「私のこと虐めて殴って蹴っていいよ。私がして来たように」


「しないよ、そんなこと」


「・・・そうだよね」


「うん」


「優・・・さっき言ってた約束なんだけど」


「えっうん」


「お母さん、優のお母さんと約束したんだ。優を支えるって」


「そうだったんだ」


「だからね、私はこれからは優を支えるよどんなことがあっても」


 「ありがとう」

 今日は甘寧が優を抱きしめて、二人は睡眠に入った。

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