第2話 1歳
いつかの俺視点
「あーもう!!うるさい!!私は仕事で疲れて居るのに」
「マ・・マ」
俺は小さい時から記憶がはっきりとしていた。
おそらく父親・・・が居なくなったショックが大きかったのか、その時から記憶がはっきりするようになっている。
俺は基本はベットでゆっくり。と言うか、そこから出る事が出来ない。
あの大きな柵がしばらくはトラウマだった。
「はぁ、疲れた。ってまた泣いてるしぁあ、最悪」
そう言って母親は家から出て行き、また一人だった。
暇、窮屈さ、不安それが俺を泣かせていた。
俺はいつしか立てるようになった。けど柵はを越える事は出来なかった。
「はぁ、本当にご飯食べさせるのめんどくさい」
母親はそれ以外は家にいない。たまに帰ってくる事はあるが、それはオムツを換える時だった。
「やっとこれで、少しは楽になる」
「家内 勇者くんですね」
「はい、よろしくお願いします」
俺は保育園に入った。
母は迎えに来るのがいつもギリギリと言うか多分遅れて来ていたのだろう。
俺はいつのまにか保育園が家だと思うようになっていた。
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