気分と主義
ガチガチに支持してるわけじゃなくて
ナチュラルに支持してるから方向転換がしにくい
自分の発想を変えるのが大変なのは同じだけど
“ナチュラル”は“折れない”分、厄介だ
たぶん、別に彼を支持しているわけではない、
というのは本当なのだろう
“ただなんとなくなんかいいな”と思ってるだけ
ただそれだけ
あの問題はわかりにくかったけど
この問題はわかりやすかった
わかりにくい問題は思考停止するだけでいい
だからあなたは風に遊ばれて
結論ありきでものを考えるから
その場その場で言い繕うのに必死で
後から言った言わないの水掛け論になるのよ
その時“ちゃんと”したら望みの結論にならなかったから
彼女はまともにちゃんとやっていた
そんなのちょっと調べればすぐにわかる
でも“なぜか”やってなかったとデマを流しまくって
“普通”の人々は流されて鵜呑みにして
そしていつしか歴史は書き換えられる
これではいくら“まともでちゃんと”でも
どうにもならない 手の施しようがない
いくら事実を真実を訴えたところで
センセーショナルなデマにただただ流されるのだから
僕らは“普通”なのだから
歴史が証明済み
権力に追従する者はいつまでも追従する
決定的な破滅が訪れてしまったとしても
決して彼が間違っていた、自分が選択を誤ったなどとは思わない
“あいつがだらしなかった”からこうなったと信じ続けるのだ
歴史が証明済み
ただ、ガチガチに愛して、盲信していると
“裏切られた”時ダメージが半端ない
“金の切れ目が縁の切れ目”なんて
そんな程度の絆じゃなかったから
だから“折れる”ことができる
罪悪感や自己嫌悪に苛まれるかもしれない
あるいは耐えきれず死を選ぶかもしれない
それでも“現実”に帰ってくることは、できる
でもガチガチに支持してるわけじゃなくて
ナチュラルに支持してるなら方向転換がしにくい
自分の発想を変えるのが大変なのは同じだけど
“ナチュラル”は“折れない”分、厄介だ
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