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目次
マリオネットにおねがい
彼は所詮マリオネット
真の支配者は裏にいる
だからこそ愚かな方がいい
賢いと反発されるから
愚かな方がいい
その方が共感できるから
僕らみんなマリオネット
いつでもどこでも支配されてる
だってその方が楽なんだもん
自分で生きたら疲れちゃう
そうして自由にコントロール
例えば税金はひたすら上がりっぱなし
でも誰もが陰で文句を言うだけ
僕ら、たぶん自ら奴隷志願してるんだ
“他にいないから仕方なく彼を選んだ”
“彼に投票はしたが彼の政策には反対だ”
“それもこれも彼のせいじゃなく他がだらしないせいだ”
もうね、阿呆かと、馬鹿かと
我々にとって民主主義とは何なのだろう
選挙とかマジかったるいし面倒臭い
だいたい“意識高い系”の自分とかなんかイヤ
なんて言うのは憚れるから“誰に入れても同じ”とうそぶく
それなら捻れさせるべきじゃないの
議席の数も多すぎる
“誰でもいい誰か”が決めたことがポンポンと通っていく
みんな破滅へまっしぐら
でもたぶん何にも考えてないわけじゃない
熟考の結果その行動に至ったはずだ
それだけ精神の奥へ奥へと入り込まれ
みんないつの間にやらマリオネットにされちゃった
要は洗脳
“政治不信を伝えるため、棄権を、白紙票を”
選挙のシステムがわかってないだけじゃない
どうすれば政治不信を伝えられるのか、
それがわからなくなるほどにコントロールされちゃった
政治に興味がないからこそ現状維持
毎日の生活にクタクタで挑戦が怖い
自分の日常を守るために贅沢ができるように
共通項は他の可能性を想わないこと
仕様がない、仕様がない
幸福について考えない幸福な人たちが
彼を支持してる
だから彼は玉座に座る
そんなみんなに幸福を配って
そう餌やりをして
他人次第の幸福に満足して
でも仕様がない
彼自身がマリオネットなのだから
でもこれからどう転ぼうと
とにかく私は大丈夫
私の生命、私の生活、全部OK
だってこんなに尽くしてるんだから
こんなに尽くしてるんだから……
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