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目次
ほとんど工作員
ネット上の嫌〜な書き込みは
ほとんどがどこかの何かの工作員の仕業だと
思うことにしている
そしたら心が少しは落ち着くから
“全部”じゃなくて“ほとんど”っていうのがポイントだ
彼奴らは百匹いたら一匹と思え
いかなる嘘もフェイクニュースも
調べればすぐわかること
でも調べなきゃすぐにはわからないこと
そして人々は騙されていく
計算され仕組まれた世界では
善意と良心だけではどうにもならなくなってくる
極悪人は純粋な者を取り込む
そのうちあなたも炎上に加担するのかもしれない
雇われたアルバイトが
ヘイトスピーチを書き込み始め
読者の攻撃性が発揮され
そして世界の悪化は止まらない
それはもちろん思想に基づいてはいるのだろう
しかし金が貰えるか貰えないか、
その差は大きい
普通に考えたら犯罪、あり得ないことでも、
彼の友人がやったことなら擁護に回る
これ書き込んでる人本気でそう思ってるのか、
それともやっぱり無数の工作員の仕業なのか
普通に考えたらあり得ないことが起こっている
そうだから普通じゃないんだ
これはモラルが、愛が、なんて難しい話じゃなく
やっぱり“誰か”が頑張っているのでは
現実が見事に歪んでいる
これぞインターネット・マジック
その人たちは本当に“その人たち”なのか
確認の術はない
ああ、狂ってしまいそう
俺は事態を正確に把握しているのか、
それとも単なる妄想狂なのか
わからない わからない 何もわからない
ただおよそあり得ないことが起こっているのはわかる
真実はどこだ
どれが現実か
誰か助けてくれ
確認の術はないけれど
せめて自分の精神衛生のために
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