第31夜

『HSPと似た性質、AC(アダルトチルドレン)。育ってきた環境下で親の期待に添う生き方に縛られ「人の顔色を窺う」「自分の意見を封じる」「周囲の理想を演じる」というトラウマをもつ。HSPは気質、受け入れて強みに活かせる。ACは癖、原因があり後天的なものだから克服できる。必要なのは"知識と自覚"』


長い間、自分がHSPなのかと思っていたけれど。思い出せうる限りの幼少期の記憶を辿ると、活発(幼なじみの家や裏の堤防・近場の公園に1人で遊びに行ったり)だったので、何か違うのでは?と思ったのがきっかけ。

過干渉でヒステリックな母親は、『毒親』という事。幼少期、何かと怒鳴りつけられ性別すら嘲りの対象にされていた。

可愛い服、女の子が好きなモノは全部妹へ。

私には、従兄のお下がりの服、廃品回収で拾ってきた玩具だった。

優先されるべきは妹で、何かあれば「あんたが悪い」と私のせいになった。

私が、『悪いことは全部自分のせい』と思うのに時間はかからなかった。

その内、『生まれてきたことさえも悪いこと』と思うようになった。

けれど生まれてしまったので、ただただ(母)親の迷惑にならないように過ごすうちに「人の顔色を窺う」「自分の意見を封じる」「周囲の理想を演じる」が染み付いてしまった。

それが後々、自分を壊すほど苦しめることになるとは知らずに。

ACの癖が、最悪に作用したのが2度の結婚だとウチは思っている。

1回目はそれが顕著で。その癖がDVを助長したような気がする。こう考えるのも「悪いことは全て自分のせい」と思う癖が抜け切ってないからだと"今なら"解る。

2回目も、癖が抜けきらぬまま流された結果だったと思っている。

生まれてから実家を離れるまで12年。

精神的・身体的DVで拗らせて11年。

経済的DVで7年。(正確には5年)

染み付いた癖は、アラフォーになってようやく抜ける所まで来た。

2回の結婚の事、明確に「間違いでしょ」と言ってくれたのは大事な人でした。

「最初から俺を選んでれば良かったのに」

年齢差考えたら、それは現実的ではないのだけど。"今の"年齢でならそう思う。

今に至るまでが間違えた選択ばかりなら、今から間違えなきゃいい。

違和感を無視してきたから間違えたなら、違和感を無視しないようにすればいい。

「○○さんはどうしたい?」

大事な人がよく聞いてた。(今も聞かれたりする)

今は、自分のしたい事を選んでる。

大事な人に会いたいから会いに行くし、仕事も変えたいから変えた。

大事な人が大好きで大事だから、「好きだよ」って言うし連絡もしちゃう。

ただ、電話だけは確認しちゃうけど。

何かしたりとかしたら、邪魔になっちゃうし。

そういうところは、無駄に気を使ってしまう。

なので、彼から連絡があるととても嬉しくてニヤニヤしてしまう。←傍から見たらヤバい人

ここには書かないけれど、彼に出会って仲良くなった事で色々な【初めて】を教えてもらっている。一緒にいると、完全に〘 素〙で。こんな自分もいたんだなぁと発見が多い。

〘 素〙を出しすぎて、呆れられたりしないか怖いけど。口は悪いし、ボケてるし、笑いのツボが浅いし、計算苦手だし。…あれ?いいところなくないか(ガーン)。

唯一誇れるのは、彼に対する気持ちだけ。

それだけだなぁ。

けれど、ウチにはそれが1番大事。

その気持ちがあるから、毒親の呪いから抜けられる。(今カエルの王子様って童話思い出した)

後5日。会ったらギューってする。

「周りなんて関係ない」んだよね?

必要以上に周りの目を気にするの、辞めるって決めたから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る