第17話 後悔と番人

 俺は表層のデカさを舐めていた…


 これはかれこれ3日前の話である


 俺は中層に行きたかったんだ、だから、目印をつけて一直線に進んでいたんだ。

 その途中途中で魔物を狩りながらの旅?で

楽しかったんだが…

 それももう3日目になると飽きてくる。


 それにどの方角に進むか決める方法も駄目だった。

 そう、これは、その場のノリで決めていいことではなかった。



『今日で4日目……なにかの気配を感じ取った。しかし、生物ではなさそうだ。』


 この気配は動いていない。と、いうことは

生物ではない。

 だが、生物ではないのにこの気配は…


『とりあえず行ってみるか!』


 


 数十分後


『なんだコレ??』


 今目の前に見えたのはとてもでかい扉だった。


 それは、高さが俺の20倍近くありそうな扉だが、すごく簡単に開いた。



 そこで待っていたのは…サソリ…

 


 俺の前の姿だった



『ん?あれは、スモールスコーピオンだよな

何であるなところにいるんだ?』


 こういうときこそ活躍しろ俺の前世の知識


『無理!!!』


 鑑定したらなにか出るかな



____________________


名前:なし


種族:スモールスコーピオン Lv10max


体力:143/125   魔力:65/65

攻撃力:59   防御力:21(+20)

魔法攻撃力:21  魔法防御力:12(+20)


スキル:攻撃力強化Lv3 防御力強化Lv5

    毒針Lv4 環境耐性Lv1 

    挟み込みLv3 噛み砕きLv2


称号:表層の番人


____________________


『こいつ…ボスか……なんか弱くない?』


 こいつはなんか進化していないし、てか、

進化可能の文字が出てないから進化できないっぽいな。


『それに、スキルも俺の劣化だし』


 生まれたばかりの俺に殺されるとは思ってもいないんだろうな。


『まあいいか』


 俺はサソリに近づき、そのままでかいハサミで叩きつけた。


 すると、あいつの上半身が弾け飛んだ。


『これでこの階層がクリアとかなんか締まらないな…』


 奥に急にあらわれた扉


『あの扉に入れば中層なのかな?』


 おれは、警戒しながら恐る恐る扉に入った


 すると、そこで見えてきたのは…


 海だった!!




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