第6話 閑話 とある少女
私は今、とてもピンチです。
それは、2匹の魔物に挟まれているから。
数時間前
〜冒険者ギルド〜
「Eランクに昇格おめでとうございます。
ルーキー卒業ですね!」
「ありがとうございます!
一年間頑張ってよかったです。」
「キャシリーがもうEランクか」
後ろに並んでいた人から突然声がかけられた。
「バルドさん驚かさないでください。
でも、ありがとうございます!」
「いいってことよ それより前にいるお嬢さんを待たしていいのかい?」
「ごめんなさい チルさん」
「いいわよ別に
この後はまた、採取依頼?」
「うん! お母さんのためにお金稼がないと
いけないからね!」
「はい、これ 冒険者カード出して。」
「行ってきます」
「…………行ったな…
病気の母親のために頑張ってほしいな」
「そうね…でも、あの大災害で追った病気を治すために森の奥にしか生えてない薬草を取ってくるだなんて危険だよ!
バンドさんが取ってきたらいいのに…」
「取ってきたいさ だが、彼女の努力も
無下にできないからな」
「今日もLvを上げて奥に行くために頑張るぞ
まずは、ラビット探さないと。」
バッ
「キャアッ」
「いったいなによ
なんだ、ラビットか…恥ずかし…
まあいいや、倒そ」
ピッ
目の前でラビットが槍で串刺しにされた
「誰?!
ヒッ ゴブリン!」
ゲギャッグギャギャッ
シュッ
「キャアッ
…私の足に槍が刺さってる
これじゃあ、逃げれない。」
「だ、誰か助けて!」
ガサガサッ
「やっ…」
私はそこで絶句した、なんでかって
目の前にスモールスコーピオンがいたからだ
スモールスコーピオンはDランクの魔物であり、Eランクでは、勝つことができない、
表層の一種のボスのようなものなのだ
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