ちょっと抜けてる殺し屋彼女は俺がいないと話にならない
@syarurotta
第1話入学式から3日しかたってないのに
「俺も高校生に仲間入りだな」
俺、藤野廻は通学路を歩く。入学式から3日が経ちかなりなじめてきた。少ないが仲良くなれそうな人も見つけたし順調に高校生ライフを楽しみたい。
この角を曲がれば学校が見えてくる、、、はずだった。
「うおっ」
勢いよく曲がってきた自転車に轢かれるとこだった。あぶねえなちゃんと前見ろよな!なんて頭の中で思う。少し先で止まった自転車から女の子が下りてくる。
「だいじょうぶですか?」
怒りたいところだが俺も気を抜いていたので何も言えない。
「平気です。別に怪我はして無いので。」
俺がそう言うと安心したのか表情を緩めた。
「それはよかった。ひき殺したかと思った」
大げさだなと思いつつも女の子を見送る。
「じゃあ私は少し急ぐので」
走って自転車に駆け寄っていった
さて。俺も学校に遅れるわけにはいかない早くいかないと。
だが歩き出す前にするべきことがあった。
「落とし物か?」
視線を下に向けてそれを拾い上げる。拾い上げた物はナイフだった
「は?」
頭が「?」で埋め尽くされる。なぜ道に刃物がおちている?
「あの、それ私のです」
さっきの女の子だった。俺からナイフを受け取ると上着にナイフをしまう。
「よかった命令に従えなくなるところだった」
女の子に俺は尋ねる。
「それ、何に使うんだ?」
「あっこれは校長の暗殺ようのやつで、、、」
女の子ははっとした表情で俺を見る
「ばれてしまった」
肩を落としている女の子に自分で言っただろ!と言いたいところだがそれどころではない。暗殺なんてドラマなどでしか聞かないがバレたりしたら目撃者は消されることが多い。つまり俺は殺されてしまうのか?
「ばれてしまったのなら仕方ない」
やっぱり殺されてしまう。そんな気がする。まずい逃げないと俺は逃げ出そうと足を動かす。
「君には暗殺を手伝ってもらう。」
一瞬耳を疑ったがどう思い返してもそう言っていた。
「どうしてそうなるんだよ」
楽しい高校生ライフはおくれそうにないな。いやそうに違いない
ちょっと抜けてる殺し屋彼女は俺がいないと話にならない @syarurotta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ちょっと抜けてる殺し屋彼女は俺がいないと話にならないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます