第26話 マールちゃんのこと
マールちゃんのお世話を初めてしたのはマールちゃんが一歳のころでした。
可愛い茶トラの猫ちゃんです。
キャットタワーの一番上にハンモックがあって
そこにマールちゃんのおもちゃのお人形を入れるとマールちゃんはそれをみてすぐにキャットタワーに飛び乗ってハンモックまで行ってお人形を咥えてハンモックの中から引きずり出して下に落とします。
僕の場所だぞ!みたいな感じです。
面白くて何度もやって遊びました。
そのあと2年ぐらい経ってお世話に行った時はもうお人形を下に落とすのは飽きてしまったのかやらなくなりました。
その後また久しぶりにお世話に行くとすっかり落ち着いて気が向かないと遊んでくれなくなりました。
でもマールちゃんは猫草は変わらず大好きでした。
お家の方が何個かの牛乳パックに育ててありそこからひとつまみずつ毎日摘んで与えます。
牛乳パックの置いてあるところはマールちゃんがのぼれないようになっていますが、そこに猫草があるのを知っているのでそちらをみて早くちょーだいと鳴いておねだりします。
猫草を摘んでマールちゃんに与えるとすごい勢いで食べます。
ご飯を食べる時とは全く違います。
歯をむき出して大きなお口を開けてむしゃむしゃ食べます。
その顔を写真に撮るのがすごく楽しみです。
片手で猫草を持って、もう片方の手でスマホを持って何枚も撮ります。
撮った写真を見るとマールちゃんのすごい顔に思わず吹き出してしまいます。
猫ちゃんやワンちゃんの食べているときの顔は大好きですが特に猫草を食べるマールちゃんの顔は最高です。
お世話の時の私の楽しみです。
マールちゃんはベランダに出てもいいことになっています。
お世話の時間中はベランダに出る窓をあけます。
ベランダには高い柵があるわけではなく猫ちゃんなら簡単に柵を越えて脱走できる感じのベランダですがマールちゃんは柵を乗り越えて逃げたりしません。
お留守中でお家の方がいらっしゃらないので何かあってはいけないのでマールちゃんがベランダに出ている時は私は見ています。
お天気のいい日はベランダに出て横になって日光浴します。
でもマールちゃんは風が嫌いです。
窓を開けて風がヒューッと入ってくるともうベランダにはでません。
お部屋から外を見ているだけです。
風が強いと窓から離れてお部屋の中の方に移動してしまいます。
網戸を破って外に逃げてしまう猫ちゃんもいますがマールちゃんは人懐こい子で人を怖かったりしませんが風は怖いようです。
そんな時はお部屋の出窓かキャットタワーから外の景色を見ています。
おやつも大好きで小袋に何粒が入ったおやつを私の手のひらから美味しそうに食べます。
もう長い間会ってないけどマールちゃん元気かな〜
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