第4話ソランくんのこと

ソランくんのこと


ソランくんは猫ちゃんです。

お世話にいくと寂しかったよ〜と私にスリスリして甘えます。

トイレのお掃除やご飯の用意をしていると階段の一番下におすわりして待っているので近くに行って話しかけると、何だよ!みたいに急にパンチします。

遊んで欲しいのかなとちょっとおもちゃで遊んだりします。

昔は今のように報告をLINEでするなんてことはなくて、紙の報告書というのを書いていました。

お世話が全部終わるとテーブルを使わせてもらって報告書を書き始めます。

ソランくんは待ってました!とばかりにテーブルに飛び乗ってきてしばらく私が書くのを見ていますがだんだん近くに寄ってきて報告書の用紙の上に乗ってきます。

撫で撫ですると今度は椅子に座っている私の膝の上に乗ってきて前足を私の左腕にかけて、頭を乗せます。

すっかりリラックスして私の体とテーブルの間で長〜く横になり喉をゴロゴロ鳴らして甘えん坊モードになります。

私は左腕でソランくんを抱っこして、右手で報告書を書きます。

左手が塞がっているので紙を押さえることが出来なくて結構苦労して書きます。

書き終わってもソランくんは抱っこされたままで甘えています。

可愛くてついつい撫でたり写真を撮ったりしてあっという間に時間は過ぎてしまいます。

名残り惜しいですがソランくんを下ろしてお世話を終わりにすると私が帰ることが分かるのでしょう。

キッチンのカウンターに乗ってじっと私を見ています。

後ろ髪引かれるなぁ〜と思いソランくんにバイバイして帰りました。

あの頃が懐かしいです。

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