第21話

「おかえりなさい」


「ご飯お待たせ」


笑理は風呂入って日記書いてた。遅くなってしまった。


「今日来た人も…もしかしたら亮介くんが好きなのかな?綺麗で…」


「あーえーっと、心配症な姉なんだよ。精神科医で、笑理が不安そうだから心配して来てくれたんだ。兄貴が連絡してて」


「そうなの!?すごい…もしかして、私の話をしてたから、慌てて外に出たのかな?」


「うーん、そうなのか?」


笑理に反応しすぎたからなぁ。


「でも、直接は話しにくいだろうし、俺になんでも相談してくれたら、碧唯さんに言うことにしたから」


「ありがとう…優しい」


「でー、ここを引っ越したら?って言われた」


「そうなの?」


「なんか、よくわからないけど、物件探してくれるとか。別に探してとは言ってないんだけど」


「え?お、お忙しいのに…私のためにってことかな?」


「たぶんそう。でも、無理に引っ越さなくていいよ。俺まだ次が決まってないし」


「それは気にしないで?」


俺が気になるんだけどなぁ。その後は、風呂入ってすぐ就寝。疲れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る