娘と猫の絆
ハナミ
第1話娘の親友
娘は不登校で、母子分離障害でずっと家にいてた
出かける時は常に
2人で
娘がわが子のように可愛がっていた猫がいた
モモと渉
モモが12際の時に変な咳をしたので
急いで
病院に行ったら風邪だと
違う病院でも
でも明らかにおかしい
3日で足を引きずるように歩き
何も食べない
強制給餌をしても
吐く
娘は寝るのを忘れたかのように
無意識に涙を流しながら
モモに話しかけたり
歌ったり
モモは
ブルーの澄んだ目で娘をみる
看病を本格的に初めて
5日目に
モモが脱糞をした娘は躊躇いもなく
抱き上げ
歌を歌った
我が家だけ歌
可愛い子 可愛い子 本当に 本当に
可愛い子
娘は何度も背中を撫ぜて
モモは
愛に包まれて
天国に旅立って
娘は後追いをしようとしたのを
必死で止めて
モモの弟分の渉が
突然苦しみだした
娘は抱き上げて
近所の病院まで走った
原因不明
渉は
だいすきなモモお姉ちゃんに
会いにいった
渚は泣き叫び
慟哭
とはこういうものだ
と
渉と大量の風邪薬を飲んで眠っているのを
発見して
急いで
救急車を呼んで
胃洗浄をして
1週間で退院した
あれから3年
娘にパステル画を贈ろうと
渉とモモの
大好きな
娘を真ん中にして
生きている間に全力で愛して
全力で生きて
嫌いな人は嫌いでいい
限られた時間
好きな
人と過ごして欲しい
渉とモモ
娘を連れていかなくて
ありがとう
娘と猫の絆 ハナミ @muneta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
白菜のシチュー/ハナミ
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
愛する子供へ/ハナミ
★9 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます