魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
第1話 始まりは燃える赤
私の世界は灰色だった。
「魔法とは神や精霊から賜りし秘術である」
これが世界の誰しもが知る常識。
そして、この国の貴族にはこんな教えがある。
「魔法こそ我ら貴族の証。魔法なき者は貴族にあらず」
魔法第一主義の国らしい教え。
ならば魔法の使えない貴族はどうなるのか。
何も難しいことはない。
私のように籠の中の鳥としてひっそりと飼われるだけ。
魔法こそ至上。魔法を使えないものに価値はなし。
籠の中で育ち虐げられながら育った鳥の世界は窮屈で灰色の世界しか知らなかった。
そんな私の世界を変えたのは一つの本。
そんな私の世界を壊したのは燃えるような赤。
いや、燃える赤だった。
あとがき
面白い、続きが読みたいと思ったらフォローと下にある星評価をお願いします!
作者の励みになりますのでなにとぞ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます