第5話腹が減っては・・・
キーンコーン!
四時限の始まる鐘が鳴っても昼休憩の鐘が鳴っても、中西晃は、穴堀菜々子の居る教室に帰って来なかった。
「菜々子!さっきね・・・晃くんが他校生に囲まれて。」六車深雪(むぐるまみゆき)と須崎八代が今観てきた一部始終を語り、青ざめた菜々子は、六車達と学食へ向かった。
昼食時の学食はへいわそのもので、ウドンと丼コーナーは、長蛇の列で、なんと教師も並んで丼を買っていた。
3人は取留めなく姦しい程におしゃべりをしていて、晃の事は、優先順位が下の方だったが、誰かが、「晃くんは、いつも食堂の裏に一人で食べてるよ?ドカッと座れる椅子が置いてあるから社長気分で食事出来るんだって言ってたねえ。」
と話し込んで来たから食後の運動を兼ねて食堂の裏に中西晃を探しに行く事にした。
7月14日の空はSUNNY!という言葉がふさわしい。そんな空模様」だった。箕谷高校は中間テストの真っ最中。
この成績次第で、活気講習をお受けるかどうか決定する。六車深雪は白バイ警官に、須崎八代は総合病院のナースに!行き先だけは決まっていたが、何分学力がK点を超えず合否と拮抗していた。
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