叶わないこと

適合したくて殺した部分が本当はとても大事にしたいものだった。適合もできなかったから何も残らなかった。世界が憎いとかみんなが羨ましいなんて激情が消えてしまった世界はまるで凪いだ海で、海底に怒るのも泣くのも願うのも諦めてしまった過去の私が、恨みがましく私を睨みつけてる。また会いたい。

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