雷雨から始まる異世界転移(仮)

いわとびペンギン

第1話プロローグ

      ゴロゴロゴロ


遠くで雷が聞こえた!雨の匂いも風に吹かれてそう感じる……

早く帰らないと、杖をつきながら俺はそう思った

そう俺は目が見えないのだ!

病院の帰り道 自分の聴覚と匂いで今から天気が悪くなる気配を感じた

「急いで帰らないと……」   

その時……ポツポツと雨が体に当たる!

あぁ~傘をささないと…俺は立ち止まり傘をさす

雨が強くなる!

「バサバサバサ」

傘に強くなる雨を感じる!

その時!体にすごい痛みが……




「あれ?雨が止んでる?」

そう俺は呟く

「ん?…あれ?…俺目が見えてる?」

びっくりして周りを見渡す

周りは真っ白な景色、何もない……

あっ!俺は心の中で…俺死んだ?……多分、あの時の痛みは、雷に撃たれたのだと思った

その時目の前にまぶしい光と声が聞こえる

[神威岬くん…君は雷に撃たれて亡くなったのだ…]

「やっぱり…それで俺は地獄行きですか?」

そう俺は聞く

目の前の光が、笑いながら応える

[地獄に逝きたいなら行かせてやってもいいが、君には、選択肢がある  このまま亡くなるか違う世界で幸せに生きるかだ]

俺は驚いて

「生きさせてもらえるなら お願いします」

そう答える

[ある程度の能力はサービスだ、違う世界で幸せにな それでは転移を始める]

目の前が眩しく輝く

「ありがとうございます 神様?だよね?」

俺はそう答える

[そうだ 幸せにな 頑張れよ]

目の前の光が収まると 其処は見たこもない景色だった 

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