お風呂

チャプチャプ(お湯の音)

「えへへ、あやめっちのとなりにおるでー!チャプンチャプン」

「うわっ!イセっち!お風呂にまで...」


「あやめっちといっしょにお風呂に入りたくて...お湯かけたろ!えいっ!」

チャプーン(お湯のかかる音)

「うわっ!なにすんの?お湯めっちゃ、かかったやんか...」


「えへへ」

「そういうことはできるんやなー」


「えっ?そういうことって?」

「お湯をかけたりすること...」


「まあね...それくらいやったら...」

「へぇー、すごいんやな!イセっち」


「あっ!女子のお友達、みんなお風呂に入って来た!あやめっちのほうに近づいてきてる!そやから、うちはもう出るね」

「えーっ?もう出ちゃうの?」


「うんっ!あとは女子のお友達と仲良くやってねっ!ほな、またねー!バイバイ...っていうか、あやめっち、女子のほうのお風呂に入ってるんやな」

「そやねん!担任の先生も、女子のほうに入りなさいって」


「そっか~!良かったやんか~!あやめっちは女子やもんな~」

「ほんま?」


「あやめっちのからだは、もう全身女子って感じ~」

「やったあ」


「おっぱいも可愛い。ツンツン」

「きゃあああ、感じちゃうやろ~」


「あははは、ほなね~!あっ、そうや!」

「なに?」


「あやめっちって、小学生の時も、修学旅行では、女子のほうで、お風呂とか入ってたん?」

「うん!そうやで」


「修学旅行どこ行ったん?」

「別府温泉」


「うわっ!ええなー」

「ええやろー」


「女子といっしょに温泉にも入ったん?」

「うんっ」


「そっか!あやめっちは、やっぱり女子やもんな!」

「そやな」


「まわりの女子は、どんな感じやったん?」

「みんな、いっしょにお風呂入って、喜んでくれてたよ」


「ええ友達やなー!」

「うんっ!温泉玉子もいっしょに食べたしね」


「そっか!小学生の時は、どこに住んでたん?」

「6年生の時は愛媛の松山市」


「あ、道後温泉のある松山?」

「うんっ」


「でも、あやめっちって、いつ頃から女子みたいになったん?」

「えっとねー、小学生の時も女子っぽかったけど、ほんまに女子みたいになったのは中2からやなー」


「そうなんや!中2からかー!思春期やなー!ほな、またねー」

「またねー」




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