第18話 狩とレベルアップ
俺とカセリアさんは一緒に王都から近い森に来ていた。
「此処は弱い魔物しか居ないから、大丈夫だよ! 冒険者の初心者が一番最初にくる場所だからね?! もしよかったら見本を見せようか?」
「大丈夫!もし、危なかったら助けてくれれば大丈夫だから!」
そう言うと俺はカセリアさんの前で狩りを始めた。
この場所に良く出るのはスライムとホーンラビット、他はまず出てこない。
確かに俺は能力的には皆に劣っていた。
だけど、一応は訓練は受けたからこの位は出来る筈だ。
やり始めて見ると、簡単だった。
スライムに出会っても、ホーンラビットに出会ってもほぼ一撃で倒せる。
「まぁ、こんな物だよ! 此処は初心者冒険者が訓練を兼ねて訓練する場所だからね」
何体か倒すと体が熱くなり、体が光り輝きだした。
「これは?!」
「レベルアップしたんだね! ステータスを見ると良いよ!」
「ステータス」
これは自分だけが、自分のレベルを見られる方法だ。
理人
LV 2
HP 54
MP 20
魅力 180
ジョブ:侍
スキル:翻訳、アイテム収納(収納品あり)
エクストラスキル:
美しさは罪 LV2 【付属スキル:ウーマンラバー 付属スキル:魅了LV2常時発動 付属スキル:二コパLV1 】
※二コパ:ただ笑うだけで、最低限の好感度が得られるスキル。
※ウーマンラバー:この世界の法則に反して女性を嫌いになる事は無く、普通に愛する事が出来る。
女神イスカルからの啓示:貴方の望んだ事を実現する為には、この世界の法則では無理だから耐性スキルをつけてあげました。魅力の数値の180は結構凄いよ、君が気にしていた大樹で70だから、もう無茶苦茶な数字だからね。
「どうだった?!」
俺は美しさは罪を除いたステータスを話した。
「そんなスキルがあるんだ、だから理人は女を嫌いにならないんだね」
「そう、みたいだね」
良かった。
変な希望をしたせいで可笑しなステータスになってしまった。
そう思っていたけど、俺が望まなければ…女性を嫌うようになっていた。
心から良かった。
本当にそう思った。
「それじゃレベルも上がったし帰ろう!」
「そうだね」
冒険者ギルドに素材や討伐証明を提出したけど、思ったよりお金にならなかった。
本当に、異世界に来た感じが全くしないよ。
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