第2話
ホテルナポレオンの近くを海絵と宝介は歩いていた。2人とも魔法石を手に入れると水魔法を使うことが出来る。年寄りの2人はミッキーなんてどうでもよかった。
浦安市公式サイトでは、「舞浜」は日本の代表的な神楽舞「浦安の舞」にちなんで名付けられたと説明されている。
なお、以前には東京ディズニーランドのモデルとなったウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートがあるアメリカ合衆国フロリダ州の観光地、マイアミビーチから「舞浜」と名付けられたとの説もあり、「浦安市史」(1985年3月発行)や、2019年8月時点での浦安市公式サイトでもこの説が記載されていた。しかし、後に浦安市が市史の記述を検証した際に、1975年11月29日の町議会において、当時の町長である熊川好生が「浦安の舞にちなんで舞浜と名付けた」と説明し、可決されたという事実が再確認されたことから、浦安市公式サイトにおける同記述の差し替えが行われた。ただし、町議会の可決から10年後の市史に「マイアミビーチ」説が登場した理由は定かではないという。
一方で浦安青年会議所によると、オリエンタルランド社内でも当時の浦安町からの依頼を受けて、新地名についての社内公募が行われ、「四季」が一時内定していた。しかし、音読すると「しき」となり、「死期」を連想させ、語呂が悪いことから却下されたとしている。
海絵は古い友人から舞浜でアヤカシって妖怪を目撃したと連絡をもらっていた。
江戸時代の怪談集『怪談老の杖』に、以下のような記述がある。
千葉県長生郡大東崎でのこと。ある船乗りが水を求めて陸に上がった。
美しい女が井戸で水を汲んでいたので、水をわけてもらって船に戻った。船頭にこのことを話すと、船頭は言った。
「そんなところに井戸はない。昔、同じように水を求めて陸に上がった者が行方知れずになった。その女はアヤカシだ」
船頭が急いで船を出したところ、女が追いかけて来て船体に噛り付いた。すかさず櫓で叩いて追い払い、逃げ延びることができたという。
海絵は昔のことを思い出していた。
ある日、舞浜市に住む中学生の海絵は、祖母から「魔法石を持っている」と聞かされた。話によると、その魔法石は歴史的なアヤカシと関係があるものだという。
興味を持った海絵と宝介は、魔法石を探すために動き始めた。しかし、その頃から奇妙な依頼が舞浜市に集まり始めていた。それは、ある殺し屋によってその命が狙われているというものでした。
事件の深みに立ち向かうため、海絵たちは歴史的なアヤカシ研究に精通する雷竜太に協力を仰ぎ、危険な世界に飛び込んでいった。
彼らが探し求める魔法石は、江戸時代に生きた歴史上の人物が手放すことを拒否し、残されたままのようだ。
やがて、謎解きの糸口が見つかり、海絵たちは過去に起きた事件と魔法石の正体を知ることになった。しかし、そのとき、石を討ち取るためにやってきたという殺し屋が現れ、海絵たちは大変な危機に立たされた。
あれから50年もの月日が流れた。
祖母は怒ると水魔法を使ったから怖かった。
祖父が浮気をしていたときなどは浦安で液状化現象が起きた。東日本大震災のときだ。
「汚職をしないといけないときが来たな」
歩きながら宝介は言った。さんずいのつく、辺戸岬の辺、海絵の海。さんずいとは汚職の隠語だ。
「魔法石を探すのが先決じゃないかしら?」
宝介はコロナ対策研究所の情報部長だ。
2人は弁天にやって来た。第1期海面埋立事業によって作られた中町地区に位置する。地域内は戸建住宅街が中心となっており、三丁目は団地(見明川団地)となっている。当地域は、埋め立て直後の分譲から住んでいる人が多いことから、60代以降の人が多く在住している。 また、弁天三丁目2番の見明川に面した9万m2弱の敷地には、各戸2階建て、2~10戸で構成されるテラスハウス91棟の団地「見明川団地」がある。地域の西端に国道357号、首都高速湾岸線が通り、三丁目に市立見明川小学校、市立見明川中学校がある。
東は今川・鉄鋼通り、西は東野、南は見明川を挟んで舞浜、北は富岡と接している。
かつて、当地に存在した漁場が漁師の間で「弁天」と呼ばれていたことから、弁天と呼ばれている。
弁天エリアに魔法石はなかった。
和樹と林檎は遺跡の観光ツアーに参加した。伝説の永遠の若さ(不老不死)が得られるという若さの泉を探す内容である。いわゆるディズニーランドのアトラクションの日本版であるが、守護神となるキャラクターが異なりディズニーランドでは「マーラ」という像が登場するのに対し、東京ディズニーシーのものは「水晶髑髏」が登場する。クリスタルスカルは大蛇や炎を吹く石像などに姿を変えてゲストに襲いかかる。
遺跡の外観は、ユカタン半島にあるマヤ文明のチチェン・イッツァ遺跡 などがモチーフとなっている。
このアトラクションはTDS内にある「タワー・オブ・テラー」や、東京ディズニーランドの「スプラッシュ・マウンテン」と同じようにアトラクション中に写真が撮影される場所がある。その撮られた写真はアトラクション出口右にある「エクスペディション・フォトアーカイヴ」で購入可能である。撮影される場所はアトラクション終盤、ロープに掴まっているインディの後ろから巨大な岩が転がってくる所である。左上を見るようにするとカメラ目線で写ることができる。
なお、2008年公開のインディ・シリーズ第四作は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 であるが、本アトラクションとは共通点は無く、むしろ第一作の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』との共通点が多い。
シングルライダーに対応している。利用する場合はまずファストパス・エントランスに立っているキャストにシングルライダーで利用する旨を伝えそのまま進み、ファストパスとスタンバイ(通常入場口)の合流地点にいるキャストにシングルライダーである旨を伝えれば、ファストパスとスタンバイの合流列とは別にあるシングルライダー専用通路へ案内される。以前はスタンバイ列の途中に2か所ファストパス列に合流できる分岐点があり、そこから入っていくようになっていた。
鬼哭丸④ ディズニーシー編 鷹山トシキ @1982
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