第109話 無限の炎刃
「油断した! バスが敵にハイジャックされてしまった!」
「バスジャックだよ
怪盗ガウチョパンツが
こういう所が無ければカッコいいんだけどなぁ……
「なんでもいいけど。どうするの? 敵をぶっ飛ばす?」
頼もしいけど、無策で敵を倒したら交通事故を起こしてしまうよ。
ここは僕が指揮をとるしかない!
「
「了解だよテプ君。海の王者の力を見せてやる!」
「任せろ! バスを運転出来る免許は持っていないが操作は変わらんだろう。安全に停止させる事くらいやってみせるさ!」
「頑張ろうテプちゃん! フラマ・サンタさんから貰った力で敵を倒すよ!」
僕達は連携して
フラマ・サンタさんから貰った力ってのが気になるけどね。
あのクリスマス限定フィギュアにそんな力は無いハズだけど……
「最初は私の出番だね。ワニホールド!」
拘束された悪魔が急に口を開いた。
「
悪魔の口から放たれた光線が
人間相手なら圧勝出来るけど、
「
「分かったよ
使う魔法は防御魔法の
シルクのドレスの如き
魅力に満ちた
「立ち
運転席と客席の間に炎の花弁が壁を作った。
悪魔の光線攻撃は防げないけど、
「さぁ、これで一対一だよ! シャチナックル!」
「ぐぅおおおお!」
悪魔が
右腕の装甲が弾け飛ぶ。
でも
「お次はホオジロザメの力だよ!」
ホオジロザメの口が光ったと思ったら爆発した。
悪魔が口から光線を放ったのだ。
爆炎で視界が悪くなり、悪魔が一瞬
「今だ! プラズマウナギキック!」
左足に搭載されている電気ウナギの力で悪魔が痺れた。
「バスから出て行け! カジキアタック!」
両足の先からジェットエンジンが火を噴きバスの外に飛び出していった。
あのおじさん達、なんて物を作ってしまったのだろう。
子供にあげていい物ではないよね。
でもチャンスだ!
怪盗ガウチョパンツがすかさず運転席に座った。
「止まらない! 危ない! とあっ!」
何故かバスが止まらない。
何とか他の車を避けているけど、このままだとぶつかっちゃうよ!
「どうしたの怪盗ガウチョパンツ?」
「ブレーキペダルがない。さっきの戦いで壊れたのだろう」
「ええええっ! どうするの?」
「ふっ……なにも出来ないさ」
何言ってるの!
なんとかしてよ怪盗ガウチョパンツ!
危ない!
少女が道路に飛び出して来たよ!
このままだと轢いちゃうよ!
「止まれええええええ!」
少女が手をかざすとバスが止まった。
これは……増子さんの超能力だ!
「
しず子さんの
しず子さんの魔法は、もう
「今がチャンスだよ
「うん。増子おねえちゃんお願い!」
僕と
バスの上で仁王立ちの
「
僕が魔獣モードになって
この詠唱の出だしは最強の魔女プロパガンダを倒した
でも途中から違う詠唱になっている。
……
あらゆる次元において 比類なき
我らは示す
全てを貫きし灼熱の千刃を持って
大地を穿ち 我らの敵を討つと
「貫け!
無数の炎の花弁が地面から生えてきて
悪魔が逃げようとしたが、逃げた先の地面から新しい炎の花弁が生えて貫き続けた。
そして、遂に悪魔が消滅した。
運転手さんも無事だったみたいだ。
しず子さんが
僕達魔法少女チームと
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