『愛しい、愛しい、愛しい。 』

やましん(テンパー)

『愛しい、愛しい、愛しい。』


 なにもかにもが、愛おしいよ。


 なにもかにもがだよ。


 おんがく。


 モーツアルトさん


 シベリウスさん


 ベートーヴェンさん。


 シューベルトさん


 シューマンさん


 ブラームスさん


  みんな、愛しいよ。



  やましんを、手放さないでくらさい。


  しっかり、抱き締めて。


  虚無の世界に落とさないで。


  愛しい音楽。


  それだけしかないやましん。


  お花を一輪差し上げましょう。

   

  すべてが終わるとき、なにが、ありますか?


  父は多分、昔の楽しい夢を見ていた。


  どこに。穴を掘る。


  掘らない。


  いや。違うんだ。


  違うだろ。


  しかし、解らないが。


  

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『愛しい、愛しい、愛しい。 』 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る