アーマード・デルタ

吸血鬼の因子編

プロローグ

　テクノロジーの発達、超能力を持った人間の増加、人間以外の異種族が発見されたこの時代、世界は新たな繁栄の時代を迎えていた。

　テクノロジーは更なる発達を迎え、能力者たちや異種族の力を用いたビジネスや新たな技術が生まれ、より豊かな時代へと時間の針は進んでいった。

　しかし、万事が万事、全て前向きに進んでいったわけではない。テクノロジーの発達はロボットや人工的に作られたバイオロイドによる犯罪を招き、超能力者や異種族たちも全てが善良ではなく、悪意を持った存在による新しい犯罪が増加していた。

　特に多くの能力者や異種族を受け入れている日本では、犯罪率が増加し、通常の警察力では対処することが難しくなりつつあった。

　この犯罪の増加により、一般市民を守り、善良な人々を犯罪から守るために日本政府な警察庁を母体に内務省を設立し、対テロ対策として内務省下部に国家保安局を創設。

　権限強化と最新装備の改良の元でのテロ対策は一応成功をおさめ、犯罪率を推しとどめることに成功する。

　しかし、悪の芽は尽きることなく、能力者や異種族たちによる能力を悪用した犯罪、テクノロジーの発達による犯罪は形を変え、手法を変え、一般市民の生命と財産を脅かしていた。

　これは、悪意ある犯罪者から人々を守り、犯罪者やテロリストに立ち向かう捜査官たちの物語である。