前のエピソード――10.カーテンは閉めたほうがいい

◆フェイ・リベリス…20歳。本作のヒロイン。茶色の髪の毛に琥珀色の瞳。12歳の時、「フィルニーの悲劇」と呼ばれる竜の群れの襲来を受け、家族を失った。忘却魔法によって当時の記憶は曖昧。魔力をほとんど持たないが、異常なくらい魔力耐性が強い。第三騎士団の事務官をしている。

やったら賑やかな事務官です。恋愛・結婚には興味がなく、現在はダイエットに励んでいるもよう。

◆グレアム・ハンスティーン…26歳。黒髪に青い目、背が高くて体格がいい。本作のヒーロー。ハンスティーン伯爵の次男で、第三騎士団の副団長。フェイにはうるさい上司としか思われていないが、フィルニーでフェイを救い出してくれた人物でもある。エレンとは腐れ縁で、フェイにずーっと片想いしてました。カーテンは閉めようね。

◆エレン・シルベスター…26歳。赤毛をゆるい三つ編みにして、丸眼鏡、よれよれ白衣がトレードマーク。この国に四人しかいない国家魔術師。シルベスター侯爵の嫡男で、最年少で国家試験に合格して魔術師になるほどのエリートだが、性格には難がある。

明るい性格なので、会話は成立しそうですね。

◆ミネルヴァ…セリフがないフェイの同僚。どうやら騎士団の騎士をつかまえようと、アタックを繰り返しているらしい。

◆団長…セリフはあるが名前がないフェイとグレアムの上司。いろいろ知ってる感じ。

この世界には魔法が存在します。自分の中にある魔力を使って直接攻撃をするのが騎士、自分の中の魔力を数ある魔法石に加えて変質させ特殊な力を引き出すのが魔術師です。