第46話 教育的指導

「せ、せんせい!? なにを……」

「私ね、すごく迷ってたの。私のなかでどんどん八乙女くんが大きくなってくるの」


 ええ、大きくなってますとも。先生がピンク透明のすけすけ水着を着ながら、俺を撫でてくるものだから……。


「彼のこと信じてたんだけど、お風呂に入ってるときに彼のスマホをこっそり見たら、浮気してた女の子たちにメッセージを送ってて、もう彼とやり直すのは無理なんだと思っちゃった」


 窓から月明かりを見上げて、先生は一滴の涙を流していた。


「先生……俺も旦那さんみたいに最低な男かもしれませんよ」


「女の子にモテるのは分かっているわ。クラスのなかだけでも、黒瀬さんに白石さん……それに妹の若葉さんもキミのこと好きって感情があふれちゃってるわね」

「それを知ってて、先生は俺と……」


「これは私を檻から救い出してくれたほんのお礼と女の子たちとのおつき合いの仕方を教えてあげたいなぁ、って思っただけだから」


「そんなお礼なんて……俺がただ好きでやったことですから」

「だったら、私が八乙女くんに尽くしたい、好きでやったこと、っていうことでいいよね?」


 うふふっと先生は笑うが、他の女の子たちと違って、大人の先生のお誘いを上手く断る方法が見つからない。


 なにか体よく断る理由がないか、どうしようかと思っていると先生はことを進めようとしてきていた。


「私だけだとちょっと恥ずかしいから、八乙女くんも脱いでほしいかな」


 先生は俺の目のまえでしゃがむと手馴れた手つきでベルトのバックル、ボタンを外すとファスナーの金具を口で咥えて、まるで焦らすかのようにゆっくりと下ろしてゆく。


「先生!?」


 ファスナーの下りたズボンは重量に抗うことなく、俺の足下に滑り落ちた。


「私ね~、みんなのまえで教卓で隠しながらいけないことしてたのよ。変態だよね。でも悪いのは八乙女くん」

「俺のせい? それっていったい……」


 先生がこっそりホームルーム中なんかに自家発していたことはスチルや固有スキルで把握していたけど、理由が俺というのが分からない。


 気になって、先生に食い入るように訊ねていた。


「彼に求められない寂しい日々を送っていたときに、キミが入学してきてくれたの。一目見た瞬間に八乙女くんとえっちしたいと思ったら、手が止まらなくなっちゃった……」


 そんな改変が起こってたなんて!?


 俺はただ若葉が雅人の毒牙にかかる遠因になるので、ヒロインたちを守るために動いていただけに過ぎない。


 改変の反映が早すぎることに驚いていると下から卑猥なリップノイズが響いてきていた。


「くっ、先生ぇぇ……そんなことされたら、お、俺、勘違いしてしまうっ」


 先生は上目遣いで『もう限界なんじゃないのかしら?』みたいなメッセージを送ってくる。


 その目がこれぞ大人の色香って感じでヤバいくらい興奮してしまうっ!


「みんにゃが見れるみゃえで、もひ見つかっらぁぁ、教職人生おはり……って、びくびくしなぎゃら、えっちなことしゅるとしゅごく感じひゃったのよ~」


 先生は、はぁはぁと息を荒くして、顔を紅潮させていた。まさにエロゲで言うメスの顔って感じになって……。


 俺のトランクスに頬ずりしながら、物欲しそうに自分の親指を咥えて、幼子のように指しゃぶりを始めた先生だったが、俺は、だだの指しゃぶりなのに見てるだけで、高ぶる気持ちを抑えきれなくなってしまいそう。


 俺はこのあと先生から保健の教育的指導をたっぷり受ける。


「八乙女くんは赤ちゃんがどこから出てくるか知ってる?」

「なんとなくは……」


 ベンチに座った先生はパカッと股を開いて、透けた水着を指で撫でていたのだが、俺に見られて顔を赤らめているところをみるとやっぱり恥ずかしいらしい。


「じゃあ、初めに赤ちゃんがどうおっぱいを吸うのか、実体験してみましょうね」

「へっ?」


 ビキニトップをずらして、おっぱいを露出させてしまった先生だったが、すけすけで丸見えだったとはいえ、ピンク色のビニールで覆われていたのとではまた違った美しさがある!


「先生と旦那さんの間にお子さんは……」

「細かいことは気にしちゃダメ~」

「いやでも、これじゃ……」

「八乙女くんは赤ちゃんがおっぱいを吸ってるところを見てどう思う? えっちに思ってしまう?」


「いいえ……母性愛を感じます」

「いい答えね♡ これもただの母性愛だから、気にしちゃダメよ~」


 先生の表情を見ると吸うまで、帰してくれなさそうな感じだったので後学のためにお言葉に甘えさせてもらう。


 夢のなかの若葉とはまた違ったが、どちらも甲乙つけがたい神乳に俺は心のなかで手を合わせ拝んだ。


「お腹が膨れたら、運動しましょうね」


 先生はズレた水着を元に戻すと椅子に手をついて、大きなおしりをふりふりと振っていた。透明な水着なだけにぜんぶ見えてしまって、思わず息を飲む。


「じゃあ、男女が愛し合う練習をしましょう!」


 膨れたのはお腹じゃなく、下腹部だったんですけど、とつっこむのは野暮ってもの。


 そう、つっこむの先生の美脚と美脚の間、先生の指示通り、アトリエシリーズのルイザ顔負けのむちっとした太ももの間に挟まれていた。


―――――――――自主規制――――――――――


種子島宇宙センター Hロケット打ち上げ


  ……sex, five, four, three, two, one, zero0 and lift off発射!!!!!!!!


―――――――――自主規制――――――――――


 これが大人のテクニックというものなのか!?


「気持ちよかった?」

「それはもう……控え目に言って最高でした」


 賢者タイムになったところで、俺は冷静になり人妻だった先生を寝取ったような変な感覚に襲われてしまう。


「俺……先生とこんなことして良かったんでしょうか?」

「過ちは誰にでもあることたがら、気にしちゃダメよ」


 途中ぬるぬるしてしまい水着がズレて、事故ってしまったが、先生は俺をなにもとがめることはなかった。


「これは私と八乙女くんとのヒミツ♡」


 そのあと俺はプールのなかで溺れた、先生という大きな海に……。


―――――――――――――――――――――――

たくさんの応援コメントありがとうございます。原稿を書くのでおっぱいおっぱいで、ただいま返信が追いついていませんが、折りをみてお返しさせてもらうつもりなので、しばらくお待ちください。


事故ってなんでしょうね?www 2人はヤったんだと強く思う読者さまはフォロー、ご評価お願いいたします。

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