エベレストに挑むおっさんの物語
タカユキ
第1話危険な挑戦
まだ先は長い、男はそう呟くと、休める場所を探した。男の名は、宗一郎。
彼が進む先は、エベレスト山。何故この山に登っているかと言うと、自分を試したいから。
どこまでやれるのか、限界を越える。もちろん本当の理由なんて本人にも分からない。そこに山があるからとは、よく言ったものだ。
男は1人で挑戦している。他の人達はたいてい仲間と一緒だ。さすがに、1人では無謀過ぎたかもしれない。
男は最早寒さにやられ今にも、息絶える間近だった。早く休めるところを、男は辺りを見回し休める場所を探したが、周りは全て何も無く、ただ雪が周りの地に辺り一面雪しか無い。遭難など絶対にしたくは無い。が、遭難することも、覚悟して登っている。
当然だ。命をかけてこの山に挑戦している。この雪の中で休む訳にもいかない。少し進んだところ、最早男の限界に達した。もうこれ以上は。男はそのまま眠りについてしまった。
男は驚愕して目を丸くした。辺りを見回すと花畑が沢山ひまわりの様な、それでいて不思議なくらい、見惚れる様な花が一面に咲き誇っている。それはまさに天国の様で、心が幸せで満ち溢れていた。
男は花の香りを嗅ぎながら手を大きく広げて、最高に幸せだ!と大きな声で叫んだ。
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