第2話 闇墜ちが大好きな小説家が転生しました
私はペンネーム
好物はタイトルの通り、闇墜ち。
主人公の仲間がいつの間にか敵になっていて、いざ相対してどうしようも無い妬みや絶望とか家族絡みの深いなにかを主人公に話してお互いの
そんな感じで趣味全開で小説を七徹しながら書いてたら瞬きした瞬間にあら不思議、そこは異世界でしたよ…と
納得できるか!!!
しかも転生?した先が全滅しかけてる勇者らしき人達の目の前、背後にはラスボスっぽいのがいる。
「まだ挑むか…勇者よ」
「」
これが小説だったら明らかに展開飛びすぎ省きすぎで私なら作者にロケランをぶっ放すレベルだ。
闇墜ちできるストーリーの間が無いんだよ!!
最初から、なんなら途中からでも勇者パーティーの一員になれれば戦士とか前まで仲間だった人とかの闇墜ちとかも見れたかもしれないのにラスボス挑戦中だったら直前で裏切るみたいなことも無い、絶望だ。
いや…待て…
エンドコンテンツ、イベント、第二章。
可能性はまだある。
だったらやるべきことはただ一つ。
ボスに向かって掌を構える。
何もない。
普通なんか特殊なのって最初ぐらい発動条件甘くないの?!
ビームとか!聖剣とか!!チートスキルとか!!!
それでワンパンして「私がラスボスだ」とかいって勇者の仲間を弄んだりして主人公に恨まれながら余裕の笑みを浮かべれたりすんじゃないの?!!
ラスボスも困惑した表情でこっちを見ている。
穴があったら入りたいって奴だよ!
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