7章

第106話

転移した先は街の一部のようだった。


今回も4人まとめて転移されているようだ。


他の人と協力しても良いし、倒しても良いようだ。


俺らはいつもの上位3チームで、不味くなったら、呼んで協力する、という感じになった。


普段はバラバラの方が絶対効率いいし。


街に落ちてるやつを拾うみたいなイベントなので俺でも活躍することが出来る。


というか俺の場合フロスも拾えるから人数が単純に増えるんだよな。


と、唐突に1条の光が左目に映る。


狙撃か。


今までだったら反応が怪しかったものの、今なら躱せる速さだ。


後ろに軽く跳びつつよける。


すると狙撃手は俺を狙うのを諦めたようで英子に狙いをつける。


あーあ、英子の防御力なら受けても大丈夫なのにな。


だが、そんな思いに反し、銃弾は英子の体を貫き、ダメージを与える。


へ?


英子はギリギリ耐えたようで、射線の陰にはいる。


でも多分…


予想通り家を壊しつつの狙撃が飛んでくる。


俺はある程度予想出来ていたのもあり剣で弾く。


やっぱりな。


防御をすり抜けるが、剣で弾けるようなことになるのは想像にかたくない。


相手は多分、『貫通』を持っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る