夕飯!

 ああ、牛乳!生クリーム!バター!チーズ!ヨーグルト!乳製品プリーズ!卵が手にはいると、今度は欲しい物は牛乳!牛どっかにいませんかね?

 仕方がない。卵黄は……クッキーにしようかな?ああ、でもハンノマさんには出せないですね。補正値……。

 とすると、ボーロ。卵黄と砂糖と小麦粉……違う、あれは片栗粉で作るんだ!片栗粉はない!

 いや、ジャガイモがあるんだから作れる!って、今から作るのは無理!ああ。醤油も油も牛乳もないと卵黄結構料理の幅が狭くなる!

 せっかくの卵。

 あ、そうだ。

「できましたよー」

 小屋の外に出て声を張り上げると、3人が小屋に戻ってきた。

「ハンノマさんちゃんと手を洗うのよ」

 と、キリカちゃんがハンノマさんを指導している。ふふ。

「あれはなんじゃ?」

 ハンノマさんは手を洗うと、興奮気味に小屋の中に入ってきた。

「あれとは?あ、冷めてしまうので話は食事をしながらでいいですか?」

 と、皆がテーブルに着いたところで、いただきます。

「パンケーキは甘いのでデザート代わりに後で食べた方がいいかもしれません。はちみつは好きなだけかけてね」

 テーブルには兎のハニーワサビ焼きとニンジンとパン。

 それから、ホウレンソウの卵黄和え。本当は醤油とごま油も使いたかったけど諦めて塩味。

 それからパンケーキ。何とも妙なラインナップになってしまった。

「うむ。いただくとするか」

 ハンノマさんが兎の肉にフォークを刺した。

「うご、こ、これは……」

 絶句している。

 口に合わなかったかな?

「兎じゃろう?とても兎の肉とは思えない柔らかさじゃ。焼くと硬くなるのに硬くないぞ?」

 蜂蜜は肉を柔らかくする効果があるもんね。

 あと、塩を後で使うと水分抜けずにジューシーに焼けるんだよね。

「それに、蜂蜜と、この何とも言えないさわやかな風味はなんじゃ?はじめて食べるぞ……うまいのぉ」

「うわー、おいしいのよ!いつものご飯にあうお肉も好きだけど、パンにあうこのお肉も好きなの!」

 うん、そうだね。山わさびを使っているけれど、蜂蜜使っているのでちょっと洋風寄りの味だ。パンとあうよね。あ、パンケーキは一人1枚になったので、パンも出しました。

「うめぇ!ユーリ姉ちゃんの料理はなんでもうめぇ!」

 ほめ過ぎだよ、カーツ君。

「あ、そうだ、ハンノマさん、さっき言い掛けていたのは?」

「そうじゃった。あの猪を解体するときにこいつらが使っていた革袋のことじゃ。あれを使うとあっという間に皮が綺麗に剥げる。なんじゃありゃ」

 ああ、ブライス君が付与魔法をつけてくれたやつだ。

「えっと、火の魔法石と水の魔法石が使ってあってお湯が出るやつですよね?えーっと、新しいグッズのようで、えっと、冒険者ギルドで販売される?の?かな?」

 登録してどうのとか言ってたの、どこまで進んでいるかは分からないけれど。

「なぬ?最新グッズか!ローファスの坊主だな。あいつがさっそく買ってお前たちに渡したということか」

 違うけど、まぁ、否定も肯定もせずに笑っておこう。

「だが、水の魔法石と火の魔法石があればだれでも簡単に使えそうじゃが、わざわざ冒険者ギルドで販売?」

 ハンノマさんが首をかしげると、カーツ君が口を開いた。

「あのお湯の暖かさが大事なんだぞ。熱いと肉がゆだるし、冷たすぎたら皮が剥げない。安定してあの暖かさを出すのがポイントなんだぞ」

「ふーむ、なるほど。安定していつも同じ暖かさにするところに特許があるわけじゃな。ふむふむ。ワシが炎の色で温度を見極めるような何か目みたいなものがあるというわけか?うむ、興味深い話じゃ」

 あー、えーっと、単に「63度」という単語を入れただけなんですが……。


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あ、誤字。……誤字探しをお楽しみください←!


たくさん予約しとこうとおもったけど、わずかにここで力尽きる……やる気回復したらまた予約しとく……ね……💦💦

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