【ASMR】天才少女ノノノ先生のプライベートレッスン

睦 ようじ

1:私が先生だよ♪

//SE 軽くドアをノックする音


//SE 柔らかく開くドアの音


//SE スリッパのこすれる音


「こんにちは。私が今日から君の家庭教師の野々原望乃ののはら ののです。よろしくお願いします」//礼儀れいぎ正しく


「気軽にノノノ先生と呼んでいいよ」


「うん、勉強中だったのかな?感心感心」


「なるほど……確かに努力はしているようね」


「でもちょっと違うかな?キミは別の方向で頑張がんばりすぎな気がするね」


「あててみようか?キミは二問目からパニックになっていない?」


//SE 紙のシワがよる


「びっくりした?まぁ、落ち着いて一緒いっしょにホットミルクでもどう?キミの成績も確認したいからね」


//SE 紙をめくる音


//SE ホットミルクをすする音


「キミの成績を確認したけど……うーん、これは第一志望だけでなく、第二志望も難しいかも」


//SE 紙のめくる音


「どうかしたの、不思議そうな顔をして」


「えぇ!?私が少女みたい!?本当に依頼した先生せんせいかって!」


「えぇ、確かにキミより年下とししたよ。でも、私は天才なのだからね」


「あ、その目はうたがってるわね?失礼なー」


「いいわよ、何なら証拠をみせてあげようかな」


//SE 革財布を開ける音


「ほーら、よくニュースで見る海外大学の教授免許よ」


「少し自慢じまんさせてもらうけど、色んな発明もしているのよ。キミが勉強で使っているそのデバイスも、元々は私のアイディアから生まれたのよ」


「そして、私はマルチリンガル。色んな言葉で世界中の人と話が出来る。その証拠に、キミに色んな愛の言葉をささやいてもいいけど……」


「まぁ、それがキミが結果を出した後にしようかな」


//SE 軽く手を叩く音


「それじゃ始めようかな。大丈夫、楽しくやればなんとかなるわよ。改めてよろしくね」


「一つ言っておくけど、私はプレッシャーをかけるわ。でも、キミならついてこれると思うわ。信じてるからね」

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