檸檬
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読み始めた。
ほんまはブラックジャックを威勢良くコツコツと
買うつもりでいた。
しかし、貧乏人にとっての25巻は、やはり厳しい。
梅田のジュンク堂には「手塚治虫書店」という
立派なコーナーがある。
金は無くとも、選ぶ愉しみは残っている。
今の私は、いたとされる人物の物語を読むのが、
好きでいた。
手に取ったもんは5巻分やし、読みきれるやろう..。
きちきちの可愛い茶色の紙のカバーを付けて貰った。
本屋のレジで会計してる時ほど、
何の後ろめたさもない優雅な空間は他にはない。
十年前、
中学の教科書に載っていた「檸檬」を好きになり、
お菓子で使い果たしかけていたお小遣いでも、
その本は買う事ができた。
「Kの昇天」私は阿保だと思わない。
梶井基次郎さんの主観は素敵なものだ。
猫のゲボが染み付いた畳のある
その一コマを何度も読み返す。
...早よアドルフ続き、読まな..。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます