第26話データが降りてくる
“只今、読み込み中”
相手には、考えている時にこう言っている。
見知らぬ誰かの言葉、ふと見た景色や光景。
喧騒の中にある人々の想い。
最近見た映画にドラマでさえ、時間が立てばただのデータに置き換わる。
原型が分からなくなる程細かくして混ぜこぜにした原材料を、丹念に読み込んで、1つの作品を作り上げるのだ。
時には“閃き”という名の、見えざる人から頂くプレゼントもあろう。
それをパラパラとあと一歩で出来上がる作品にふりかけ、更に練る。
やがてそれは形を帯びたと感じた時、データ読み込み終了となり、初めて真っ白いノートに書けるのだ。
さて、諸君。
そろそろ手料理を振る舞う時間が訪れた。
各々のお気に入りな道具(モノ)を手にし、作品を作り出せ。
皆は一体どんなものを創るのか。
今からとても楽しみだ。
お仕舞い😁
令和4(2022)年1月8日12:58~13:29作成
Mのお題
令和4(2022)年1月8日
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