435日目 満月までに目指せコミュマックス 怖いぜリバース

 こんばんは、レンズマンです。

 ペルソナ3ももう少しです。


 僕は大学時代の友人「タイカノカイシン」の家に大体月一くらいのペースで通っていて、彼の家で一緒にRPGを進めています。僕たちが大学に在籍していたころから一対一で遊び始めているので、かれこれ10年くらい二人で遊んでいるのでしょうか。一人ではなかなかやる気が出ないRPGを一緒に遊んでくれるのは本当に助かります。

 そんな僕たちは、最近ペルソナ3で遊んでいます。最近リメイクされた新しいゲームではなく、PS2版の「フェス」です。PSP版をプレイしていたタイカノカイシンがおすすめするので、軽い気持ちで始めました。

 しかし、これがもう三、四年近く遊び続けても終わらないんです。プレイ時間はセーブデータ表記だけで100時間越え、難しいゲームですのでリトライも多く、実際は120時間以上遊んでいると思います。それを月に約一回、一度に4~6時間くらい遊ぶとしたら……それくらいかかってしまうんですね。

 そんな激長RPGペルソナ3にも、ようやく終わりの兆しが見えてきました。最後の満月の夜へのカウントダウンが日々進んでいく。決戦に備え、特別課外活動部の面々は覚悟を新たに各々のコンディションを整えたり、その後も続く日々の生活のために勉学に励んでいます。最後の宿敵を倒して終わるのではなくその先を見据えている姿勢が、日常の地続き感のあるペルソナの良い所ですね。決して軽い話ではないけれど、暗い話ばかりでもない、この塩梅が好きです。

 決戦に備える仲間たちは、夜な夜なタルタロスに行きたがります。タルタロスとは、エネミーが存在するダンジョンのことで、ここでの戦いを通じてキャラクターはレベルアップします。今できることを少しでもやろうとする、前向きな姿勢が素晴らしいですね。

 しかし、主人公の田南官(自分で設定した名前)はそれどころではありません。最後の日までに、あと四人のコミュランクを最大にしなくてはならないからです。

 コミュランクとは、大雑把に言えばキャラクターとの親密度のような物です。タロットカードになぞられた登場人物たちと特別な出来事を経て絆を深めると、不思議な力に目覚めてより強力なペルソナを使役できるようになります。ゲームシステム上とても重要な要素ですが、それ以前にお話がすべて面白く、キャラクター達はみんな魅力的です。なんとかして、一人でも多くの結末を見届けたい!その一心で田南官は日中活動に青春の全てをかけています。

 既に学力のステータスはカンストしているので授業は基本爆睡、そんなことよりも放課後に誰と過ごすかがとても重要。キャラクター達には登場するタイミングが設定されており、それは主に曜日で決まります。この日はこの子とデートして、明日はあの子とデートする。コミュランクが上がったら、次のランクに到達するために空いている日曜日にも追いデート。どの子とも都合が合わないなら部活のあの先輩のお別れ会に参加し、それも終わったら就職が決まったらしい他校のエースの見送りに行く。最後の満月まで二週間ほどを切った時、田南官は過去最も緻密にスケジュールを組みました。

 中でも厄介なのは、女の子とのコミュです。彼女たちはある程度仲良くなると「特別な関係」に進展するのですが、その状態で放っておいたり、他の女の子と仲良くすると「リバース」状態になってしまう。こうなると女の子はもうプンプンで、話を聞いてくれなくなってしまいます。くそっ、こっちはみんなと仲良くしたいだけなのに、どうしてこんなことになってしまうのか。リバースになってしまうのは恐らく運次第、誰も怒らないように祈りながら計画を進めていきました。

 そして……。狙い通り、多くのコミュランクを最大にして最終日目前を迎える事が出来ました。実際に計画を立てたのはタイカノカイシンの方で、僕はコタツの温かさにうとうとしていただけですが、ここまで計画通りにコトが進むと気持ちがいいですね。特別な関係になった女の子に部屋に呼ばれ、甘い空気になった翌日、別の女の子の部屋にいる田南官。とんでもないタラシ野郎です。なんだかイケナイことをしているような気分になりますが、そう言うゲームなのだと割り切って遊びます。いやほんと、すごいゲームですね、ペルソナ。これ絶対このあと……え、いいんですか?ほんとに?いや、なにがっていうか、すごいとしか……。


 というわけで、やっと終わりが見えてきました。次、タイカノカイシンの家に遊びに行けばエンディングまで行ける気がします。しかし、片道50分の道をいつ行くのか。クリアは来年になってしまいそうです。時間がかかるゲームだなぁ。

 では、今日はこの辺で。お疲れさまでした。

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