364日目 P3の永い一年
こんばんは、レンズマンです。
昨日は友達の家でゲームを遊んできました。
遊んだゲームは
彼は僕の大学の同級生で、同じ学科でした。入学して間もなく気が合いグループで遊ぶのは勿論、僕が一人で彼の家にお邪魔して一緒にゲームで遊んだりもしました。対戦ゲームも楽しいですが、主に遊ぶのはやはりストーリー重視のRPGや戦略シミュレーション。ストーリーにツッコミを入れたり、ランダム要素を楽しんだりして遊んでいます。遊ぶゲームはどちらかの推薦で決めて、とりあえずエンディングを目指し、クリアしたらまた違うゲームで遊びます。今回のゲームは彼の推薦で、彼は既にクリア済み。主に僕が操作して助言を受けながら進めています。
ペルソナシリーズは、高校生の主人公が日々を過ごしながら日常の裏で発生する事件に、特別な力「ペルソナ」を駆使して仲間と共に立ち向かっていくゲームです。この3も同様に、昼は学校で勉強や知り合いと交流し、深夜零時に発生する誰も認知できない「影時間」に迷宮へと変貌した学校「タルタロス」に潜ります。仲間との絆を育み、タルタロスで自分と仲間、そしてペルソナを鍛えて、来るべき「次の満月」に備える。おお、あらすじを並べただけでなんだか面白そう。「間違いなく何かが起こる(多分ボス戦)けど何が起こるかわからない(どんなボスかわからない)から最善を尽くして備えよう」という意識のもと、効率ややりたいことを考えて日々を過ごすのはとても充実したゲーム体験を得られます。戦闘難易度もかなり高くて、一手のミスでゲームオーバーになることも。「げえっ、いつセーブした!? 一週間前!?」なんてこともありました。今じゃ考えられないほどシビアなゲームですが、だからこそ味わえる楽しさが魅力的です。
そんなわけで、このゲームは一日一日がとても重要です。昼は、誰と過ごすのかとても重要で悩みます。というのも、人との絆を示すシステム「コミュレベル」は新たに生成するペルソナの強さにも直結し、ただこの人と仲良くしたいからという理由だけでなんとなく付き合いを深めるわけにもいきません。特定の日にしか発生しないイベントもあるのでカレンダーも要注意。また、夜のタルタロスも毎日挑むことができるわけではなく、主人公や仲間の体調を考えて数日置くのが鉄板です。それに、ゲームセンターに行って主人公の学生としてのステータス、「勇気」「魅力」「学力」も鍛えなくてはなりません。何故って? そりゃあ、主人公が学生だからですよ。学力が低いとテストで悪い結果になって、人付き合いに支障をきたしたりしますからね。え? 聞きたいのは学力の必要性じゃなくて、ゲーセンで人間性を磨く理由ですか? 何言ってるんですか、クイズゲームを遊べば学力が身につくし、プリクラに一人で入るとなんかイケメンになるのは当たり前ですよね。……変なゲームでもあるんですよ。とにかく、僕が言いたいのは一日一日をしっかりと遊ばないといけないと言うことです。無駄にできる日なんかありませんからね。我々は真剣なので。
今日はどうするか、明日は誰と会うのか話し合いながらゲームを進めます。進めて進めて、四月が終わり、五月、六月……。様々な学校や季節の行事を楽しみ、その裏では衝撃的な出会いと別れを繰り返す。情緒揺さぶられる物語と生活を必死に駆け抜けて、ついに新年の一月へと到達しました。もうすぐゲームクリアも見えてきた、というところで。気付けば、僕たちは遊び始めたその日から約五年が経過しようとしています。……そう。このゲーム、信じられないくらい長いのです!! セーブデータのプレイ時間は90時間越え。そして、実際にはセーブ&ロードを繰り返してここまで来てるので更にもう少しかかっています。遊びに来る頻度もまちまちで、多いときは月に一回、少ないときは半年に一回ほどしか彼の家には行けません。だって遠いんですから! 確かに大学の友達でお互い実家住まい、でも隣の市なんですよ。車で片道50分、結構気合を入れないといけません。主人公が一年間、制服のポケットに手を突っ込んで私立月光館学園で過ごす間に僕は三十歳になろうとしています。舞台設定は2009年なんですって。年を跨いだ時に表示された西暦にびっくりしてしまいました。この一年のためにかけた時間を急に実感して眩暈がします。
果たして、主人公の田南官は
RPGっていいですよね。自分で遊ぶのはもちろん、人と遊ぶのも楽しいです。一人ではなかなかやる気が起きなかったけれど、誰かと一緒なら遊べる気がする。こんな遊びに付き合ってくれる改新には感謝しなくてはいけません。おお、この名前、結局最後の今まで使わなかった。だってしっくりこないし。なんだ、改新って。人名ではないぞ。
では今日はこの辺で。お疲れさまでした。
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