296日目 許すまじ黄金の風 キバナ編

 こんにちは、レンズマンです。昨晩はSW2.5ソードワールドで遊びました。そして……「黄金の風」です。


 黄金の風とは、僕がGM兼シナリオを務める長期キャンペーンの呼び名及び劇中で冒険者たちが設立したギルドの名前です。開始からすでに四年が経過し、通過シナリオ総数は約二十。我ながら良くGMを務めていると褒めてやりたいところです。……なんせ、誰も褒めてくれないのでね。

 発端は友人の武士道にSW2.5のルールブックをことが始まりです。そこから一人、また一人と購入者が増えて、初心者体験用に作ったシナリオとストーリーを拡張し、今まで続いています。そろそろ畳んでしまいたいと思いつつ、広げ過ぎた風呂敷のせいでなかなか畳めません。しまった、発想のままにとか甘っちょろいことを言っている場合ではありませんでした。はやくこの「モヤンミ王国編」を畳まなくては。なんで敵幹部なんか作ってしまったんでしょう。その名も五王兵。五人もいるの!? めんどくさすぎ! このシナリオに着手した約二年前の僕をぶん殴ってやりたいです。

 さて、無計画なGMの自虐はこの辺にしてイカレた黄金の風のメンバーを紹介したいと思います。「イカレたメンバーを紹介するぜ!」と言うと特攻野郎な映画のパロディーに感じるかもしれませんが、こいつらは本当にイカレているので別にパロディではなく、自然に出た罵倒の言葉だと先に言っておきます。え? 他人様のキャラクターに失礼じゃないかって? 他の卓のキャラクターにこんな言葉遣いはしませんよ。こいつらだからするんです。この……無礼者のこいつらにだけ、ね!

 先ず、人間の戦士キバナ・カミナ。PLはこの日記で悪名高い武士道です。「好きなキャラクターの名前を二つくっつけた」という狂気のネーミングを発揮した彼は、「黄金の風」の名付け親でもあります。さっきは触れませんでしたが、黄金の風って名前やばくないですか? なんか奇妙な冒険の第五部みたいな名前をしている。

「ギルド名どうしますか?」

「じゃあ、黄金の風で」

「お前……マジか」

 迷いが無いもんね。恥とか、無い。そんな大胆不敵な武士道のPCキバナは、異端児集団黄金の風の中でも問題児とされています。問題行動を上げるとキリがありませんが、特に目に付くのが喧嘩を売る速度。困難があると直ぐにを抜きます。「なんでSWに刀があるんだよ」というツッコミは一旦置いておいてください。キリがありません。この喧嘩を売るスピードが異常で、描写をスキップすることは日常茶飯事。というか、スキップできたはずの戦闘にも積極的に発生させるほんまもんの問題児です。身内の紹介で使う問題児って言葉、ちょっと誇張して使うことが多いじゃないですか。「いや~、お前は問題児だったから大変だった」みたいな先生の思い出話みたいな。いや、そう言うんじゃなくて、PCとしても、冒険者としても、ていうか人間的に見て問題のある三十代男性の戦士。それが、キバナ・カミナなのです。ただ、一応補足しておくと、この男が喧嘩を売ったおかげで時間の短縮になったり、(GMも)予想していない幸運に繋がったりもするので侮れません。何より、こんなにふざけた男なのにちゃんと強いんです。ハ~~~~? ムカつく。冒険者レベル9でHPが100以上あるんです。2d6で遊ぶゲームだぞ。桁まちがえたか? またキャラシの更新失敗したか? 人の話も聞かない癖に、無駄に強い男。マーマンの集落に近づいて刀を抜き、それがきっかけでトラブルに発展、ボコボコにした後「喧嘩を売る相手を間違えたな」と吐き捨てた狂気のロールプレイを僕は当分忘れられそうにありません。「お、お前が売ったのに……」マーマン、可哀そう。

 キバナの話だけで千文字くらい使ってしまいました。これがあと五人居ます。こわい。

 長くなりそうなので今回はこの辺で失礼します。日記の話題に詰まったら奴等の話をすることにしようかな。もう奴等って呼んでるわ。

 では、お疲れさまでした。

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