封印が遊べるようになったらしいですよ
こんばんは。レンズマンです。
みなさん、封印と烈火がスイッチなゲーム機で遊べるようになったんですよ。めちゃ面白いので、是非遊んでみて欲しいんです。
封印は僕が当時小学生の頃に発売されたゲームで、
当時はおっさんだと思ったけど、今はお兄さんくらいにしか思えないな。自分の年齢が上がるにつれ、キャラクターに対するレッテルも変動していく。これも老いの一種だろうか。でも、高校生や20歳くらいの女性キャラクターを指さして
話が逸れてしまいました。後に何とか無双にハマったり、何かとチーム戦が好きな僕は、多くの仲間が手を取り合い協力して軍団や強敵を打ち破る様にロマンを覚えるようです。それに気づかせてくれたきっかけのゲームが、僕にとっては封印でした。
このゲームの特徴の一つが、主人公の弱さです。若くして父親の跡を継ぎ軍を率いる事になってしまった主人公。設定上留学さえ切り上げて帰国した彼はまさに未完の大器で、成長途上のまま戦場に放り込まれます。実際のキャラクターデータでも、成長力は決して低くは無いんですが、中盤でレベル上限に引っかかってしまうとそこから成長させることができなくなる。物語の大半を第一線から退いた場所で立ち回らなくてはいけなくなってしまう。でも、それでいいんです。彼は替えの利かない指揮官なのだから。
圧倒的な強さで無双する主人公がいてもいいのと同じように、弱くても主人公で良い。ゲームバランスを崩壊させてしまうくらいなら、いっそ弱いくらいの方が主人公に愛着も持てる。尖ったゲームです。でも、僕はこのゲームが大好きです。主人公が劣っているから、優れている仲間たちがより引き立てられる。強いキャラクター、弱いキャラクター。誰と共に戦い、生きるのか。このゲームの本題はここにあり、圧倒的な強さで何もかも蹂躙するのは難しくても、弱い主人公と共に頭を捻り、勝ち抜いていく。そんなゲームです。おかげで僕はこのゲームに登場するすべての仲間キャラクターが大好きです。
僕は、キャラゲーとはかくあるべきだと思うんです。今はいろんな方法でキャラクターを知ることができ、スリーサイズから休日の日課までそのキャラクターの隅々まで知ることができる。けど、本来キャラクターを好きになるきっかけなんてほんの短いテキストでよくて、あとは実際に使ってみたり、仲間にするために苦戦したエピソードなんかで愛着が湧く。分からない部分が多いからこそ、実際に体験した事実が代えがたい思い出になるし、それでもわからない部分は想像力を掻き立てられる。情報を開示することができなかった時代だからこその良さが、このゲームには詰まっています。
きっと僕は年を取ってしまったんでしょう。魅力的な情報の波に疲れてしまい、不便なはずのものにどうしようもなく魅力を感じるようになってしまった。もし、20年前の僕が現代に居たら、テキストだけで声優の声も入っていないゲームなんか選ばなかったかもしれない。主人公も弱いらしいし。けど、遊んでみればわかる魅力だと思うんです。だって、実際に20年前の僕が選んだゲームだから。
封印はちょっと意地悪なゲームです。まっとうに遊べば初見殺しのあめあられ、挙句の果てに隠しルートがベストエンディングの前提条件という鬼畜の所業。実際に遊ぶなら、攻略サイトを参照することを推奨します(一敗)。でも、それを乗り越えた時、きっと他では味わえない達成感と、信じられない量の思い出が貴方の胸に宿るはずです。その思い出を持って、
好きなモノだったので、語りすぎてしまったかもしれません。同時に配信された烈火も大好きなゲームなので、いつかお話しする機会もあるかも。ですが、今日はこの辺で。おやすみ。
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