最低紋章の大賢者~かつて大賢者とも呼ばれていた男が力を求めて転生しました

鈴蘭諸島

プロローグ 大賢者

「足りない……まだ足りないこのままでは別次元へ行った時に手こずってしまうのは明白だ」


『アズガン』彼はかつてこの星『ガンドル』で大賢者と呼ばれるまでの力を付けその圧倒的な力で幾度も上位モンスター、更には神をも屠ってきた、その圧倒的な力、この星で彼に敵うものは誰もいない。

神殺しの龍、遥か昔神を食ったとされる伝説の龍


――30.62――


「また同じ記録か」


遅すぎるこの程度の魔物で手こずるようでは到底あの別次元の魔物に太刀打ちすることも出来ない、俺の目指す別次元はこの魔物の何十倍、攻撃力、防御力、体力これらもこの魔物の数百倍はあろう魔物がうじゃうじゃいるらしい。例えこのまま永遠し続けたとしても未来永劫別次元の魔物に勝てる事はないだろう。どうすれば勝てるようになるのだろうか、その答えが《転生》だ。


――俺はやってやる、いつか必ずあの別次元へと挑戦してやるそして誰も見たことのない世界を見るんだ。


俺は固く決意をして目を閉じた。



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