第14話

心を抱きしめたくなる夜

それは物悲しい季節のこと


遠くへ逝ってしまった君は

ここにいる筈もないのに


去年の今頃は

近くに感じていた


身に沁みたのはその後の出来事


独りで何でも出来るし


直ぐにそっちにだっていける


独りになったのは私の方だった


時々そう思う事があるんだ

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