第13話 風の噂

あの日の蟠りが

時の流れに溶けてゆく


別々の暮らしの中で

懐かしさだけを残して


2人の会話が幸せの証だったのかもしれない


誰かの為に生きられたら

変わらない日常にも身を置く事が出来たのか



街には想いが交差していて

告げられた街灯の光が寒さを吹き飛ばす


縮まぬ距離で寄り添う2人には

それすらも苦では無いのかもしれない


明日へ繋ぐ源はこうした小さな幸福だったりするのだろうか


それとも大切な何かだったりするのだろうか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る